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詩 満ち欠け

薄く儚くかげろうのごとく
さりとて繰り返し呼び起こされては懐かしさに震える

あろうはずが無いそれは瞳の奥深くでちらちらと揺れる記憶

繰り返しあらわにするその姿に放心すれば
わたしの記憶は薄く呼吸を繰り返す

抱き抱えるのは母の腕


月影の中に佇んで
月に呼ばれた記憶に涙する


#詩 #月

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