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エッセイ・コラム

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感じた事をいろいろ書いていきますので、読んでみてください。
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2021年7月の記事一覧

民族性だからこそ言葉を変えてみる

民族性だからこそ言葉を変えてみる

「同調圧力」この一年、どれ程聞いただろうか。

様々な推測や仮説に決着をつけるもののひとつに「発掘」がある。
埋まっていた地層から年代を測定し、解析を加え証拠として提示されてきたものの中には人骨もある。

国家としての体裁を整えてから現代までより遥かに長い年月をかけて積み上げられた民族性は、島国であったことから外敵による転覆を逃れてきたこの国の中では、むしろ上書きされても、否定する事は容易ではなく

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いただいた素麺で思い出す

いただいた素麺で思い出す

些細な事に目の色を変えるもので、真っ白な素麺に一本二本と色が付いていれば子供同士取り合いになっても不思議ではない。

子供の頃、取り合いの兄弟喧嘩の果てに

「うるさ〜い!外で頭ひやせ!」

と、お父さんに締め出された友達もいる。
幾分乱暴のようで、当たり前だった昭和の風景。

ふくれっ面のままロウセキで道に丸を書けば、ちょっと大きく書いていった丸を、一緒に締め出された兄なり妹なりが飛んで行く。

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七夕 よもやま話

七夕 よもやま話



思い起こせばこのおばばめが、いいかげんなお話をまことしやかに話して聞かせたのが一年前。

再び巡って今年の七夕にて、本物の物語のお二人はあいまみえる事ができるのか否か。

一年間務めに励んだゆえ、無事にカササギ殿のお迎えがあるようにと願うております。

さてさてこの七夕のお話は中国から奈良の時代に伝わったと言われておりますが、このおばば、異国のお話をも少々耳にする機会がございましてな、機織りに

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