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愛知県幸田町☆若葉のふるさと協力隊☆2022

4泊5日の農山村ボランティア「若葉のふるさと協力隊
今年は8月から11月にかけて各地で開催!

今回のレポートは10月に行われた愛知県幸田町

5日間の様子をコーディネート役を務めた緑のふるさと協力隊・山下敦史さんにレポートしてもらいます。

●日 程:2022年10月7日(金)~11日(火) 4泊5日
●参加人数:2名

1日目 10/7(金)

お昼ごろに幸田駅に若葉のふるさと協力隊員が集まり、幸田町役場に行き、産業振興課へ挨拶をした。

その後、宿舎でオリエンテーションをした。
「山を登りたい」と希望する参加者もいたが、あいにく雨だったため、林道を車で走り、幸田の市街地と山の調和を感じてもらいながら、放棄されている山の現状について学んだ。

夕食は、宿舎近くで燻製料理をいただきました。

2日目 10/8(土)

午前中は筆柿農家さんへ行き、筆柿の収穫を行った。
参加者にとっては、初めて見る柿だったが、農家さんに丁寧に説明してもらった。参加者からも積極的な質問が出て、最後の方には収穫速度がかなり上がっていた。

昼食は農家さんの同級生の方々と一緒にいただいた。

午後は六栗地区へ里山整備のお手伝いに行った。

ここでの里山整備は、地域住民の皆さんだけでなく保育園児や大学生などの有志が集まって山を守る作業を行っている。
参加者には、地域の宝にしていることを実際に体験して学んでもらえたと思う。

夕食は成瀬町長と囲炉裏を囲みながら交流会をした。

3日目 10/9(日)

午前中は町内企業の社員やその家族らで構成される「こうた筆柿応援隊」の芋掘り体験と筆柿収穫イベントに参加した。

昨日初めての筆柿収穫だったにも関わらず「若葉」の参加者は、筆柿について質問されると的確に回答をしていた。

筆柿は一本の樹の中に甘柿と渋柿が混在する不完全甘柿のため、その選別方法を午後は筆柿農家さんのもとで学んだ。その後、隊員らを泊めてくださっているマルミファームさんのところで養豚について学んだ後、そこの「夢やまびこ豚」をその家族らと一緒にしゃぶしゃぶでいただいた。

4日目 10/10(月)

午前中は筆柿選果場を見学した。昨日の手作業とは違い、大型の機械で全国シェア80%を占めている幸田町の筆柿が選別される様子は圧巻だった。

その後、郷土資料館で幸田町の様々な地域の歴史に触れた。

午後からは、地域創生について考える隊員らのヒントになるものがあればと思い、幸田町のキッチンカーやハンドメイドのお店などが集まるマルシェへ行った。その後はオペレーター農家さんのところで、稲作について学んだ。

夕食は筆柿農家さんのご夫妻と一緒に幸田での最後の夕食を楽しんだ。

5日目 10/11(火)

みんなで作る朝食も今日で最終日。

これまでの活動を振り返って活動報告会をした。新聞社の取材も入り緊張したと思うが、2人とも思い思いに話ができて、とても内容の濃い報告会となった。

その後はオペレーター農家さんのところに行き、稲刈りを見学した。せっかくだからとコンバインに乗せてもらい、稲刈り体験をした。

昼食は幸田町の道の駅である筆柿の里・幸田で筆柿を使った料理をいただいた後、お土産を買って、幸田駅で解散をした。

【地域の方の感想】

幸田町で緑のふるさと協力隊の受け入れは今のところ男性のみで、過去の若葉のふるさと協力隊においても男性のみしか参加していなかったことから、女性がお手伝いにくることにとても喜ばれていた。また、興味を持って積極的に質問をしたり、「やってみる?」という質問に即答で元気に「YES!」と答えたりするから、みんな嬉しそうだった。

【参加者の感想より】

とても貴重な経験をさせていただきました。幸田町のみなさんは素敵な方々ばかりで、とても楽しい時間でした!

【緑のふるさと協力隊・山下さんの感想】

4月に着任してから今までお世話になった農家さんやお店の方々、役場の皆さんなどたくさんの方に協力していただいた。
また雨天ではどこの農家さんも休みのことが多いので、全日雨天の可能性を視野にスケジュールを数パターン組んでいたため、万全だった。

今まで緑のふるさと協力隊を役場の皆様が受け入れて、スケジュールを組み実施するのに、いかに苦労されているかがよく理解できた。何を見学したくて何を体験したいのかが不明確なのは当然ながら受け入れる側として苦労するのは分かっていたが、やりたいことが明確なのも短期プログラムである若葉のふるさと協力隊では天候や農家さん達との兼ね合いがあり、考える場面も多かった。

それでも予定を組む中で、自分が今まで緑のふるさと協力隊として頑張ってきた人脈作りは生かされていると感じた。

最後は参加者が幸田町に来てよかったと思える内容になったので良かった。




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