ひととき 歴史町、うまいもの探検
読むたび、新しい旅
ひととき 2021年 8月号
創刊20周年記念号
特集
歴史町、うまいもの探検
京都 土井善晴さん
神戸 平松洋子さん
金沢 小倉ヒラクさん
ひとときがもう創刊20年なんやて!
すごいと思わへん?
しみじみ感動してしまう。
そんなひとときを、今回、手に取ったのは、ネット記事で土井善晴先生の京都の和菓子特集があるのを知ったから。
そしたらなんと神戸の特集は平松洋子さん。
食べることについて書きはる女性エッセイストで、もう堪らんおいしそうなのは、向田邦子さんと平松洋子さんだとわたしは思っている。
同じ“いま”という時間を過ごしているぶん、平松洋子さんのほうが少し身近に感じるかも知れないな。
閑話休題
そう、土井善晴先生の京都の和菓子特集。
ええわあ、京都。
まずは鍵善良房さん。
神戸のわたしでもお名前だけはお伺いしたことがある。
それにしても、今西さん(ご主人)は、昔のことを「昔」としか言いはりませんが、創業300年以上の歴史があるんですね。京都のお店は、間口は狭くても奥が深く、さらに歴史もグッと深いのです。
ひととき 2021年 8月号
/ 土井善晴
そうやねんなあ、すごいなあ。
あの有名な虎屋菓寮さんの主菓子。
上から、七夕に宮中に納められていた花扇に因む琥珀製「花扇」
水色の道明寺製の生地で小倉餡を巻いた「巻水」
白浪が岩礁を越すさまに見立てた道明寺製「岩こす浪」
綺麗なあ、ほんまに。
そういえば、前に社員旅行で京都へ行ったとき、お干菓子で作った食べられるお薄茶碗を売ってはったお菓子屋さんがあって買って帰ったことがあるわ、とふと思い出す。
神戸の平松洋子さん
神戸は定番の中華料理屋さん
老祥記
元祖ぎょうざ苑
杏杏
別館牡丹園
どこも馴染み深いお料理屋さんばかり。
金沢の小倉ヒラクさん
金沢は発酵食品。
滋賀の熟鮨と似た感じなのかな?
金沢は行ったことがないので、これは一度行ってみなあかん。
ほぼ余談なんやけど、これは光浦靖子さんが初めてひとりで新幹線に乗りはったときのエッセイ。
懐かしかった。
だって、わたしも初めてひとりで新幹線に乗ったのが、大学受験のときやったから。
あのときは、いきなり東京で迷子にならないように、父と一緒に予行演習で日帰り東京父娘ふたり旅をしたんやった。
あはは、かわいらしい頃もあったのね。
ひとときはいろいろな思い出を呼び起こしてくれる。
伊達に20年も続いてない。
ほんまにいい雑誌。
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