レイラインの謎を追う【伊吹山】天空に飛び去る白鳥伝説、倭建命は実在していたのだろうか 21 高橋 悦史 2021年11月14日 11:31 遠い昔、神世七代が天地開闢(てんちかいびゃく)されてから伊邪那岐(いざなぎ)、伊邪那美(いざなみ)の国産みによって産まれた島、日本。今回訪れるのは伊吹山。日本最大の湖である近畿地方の水源、琵琶湖。その琵琶湖と張り合うかのようにそびえ立つ荘厳な伊吹山には、様々な神話が、今日も誰かに語り継がれています。倭建命(やまとたけるのみこと)は父である景行天皇(けいこうてんのう)の命を受け、荒ぶる神を討ち取りに伊吹山を目指しました。その山中で出会った白い猪こそが、荒ぶる神と言われる伊吹山の神。驕り高ぶった倭建命は白い猪に打ち惑わされ、命を落としました。この神話で舞台となった伊吹山は、重厚な力を漲らせ揺るがない存在感はあるが、何故か哀愁が漂う。伊吹山の山頂には倭建命(やまとたける)と白い猪が祀られていますが、神話の中では、倭建命の前に白い猪が姿を現したのは、伊吹山の中腹辺りだと綴られています。【伊吹神社・伊夫岐神社】「いぶき」と名のつく神社は全国でも数少なく、そのほとんどが、伊吹山の山麓か、伊吹山を臨む地域に鎮座しています。伊夫岐神社は、かつては伊吹山の山頂に鎮座していました。御祭神の「酒呑童子(しゅてんどうじ)」の祖・伊吹大明神(いぶきのおおかみ)は、一説では、出雲国の住人で八岐大蛇(やまたのおろち)と呼ばれたが、出雲を追われ伊吹山中に逃れた。また伊吹山の神は、水の神。そして、鍛治の神ともされています。【都久夫須麻神社】琵琶湖に浮かぶ竹生島(ちくぶしま)に鎮座する都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)。竹生島は、伊吹山と高さを競った浅井山(あざいやま)の頭を伊吹山が切り落とし、その頭が琵琶湖に落ちて出来た島だと伝えられています。都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)に祀られているのは、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。弁財天とも呼ばれている比売神(ひめがみ)です。琵琶湖周辺には神話の足跡が沢山残っており、これは古代の人々が肥沃な大地を好み定住した証拠です。飛鳥時代には近江大津宮(おうみおおつのみや)という都も短い期間だが存在していました。そして、神話の武人、倭建命は本当に実在していたのかもわからない死を悟った倭建命は天空に飛び去る白鳥伝説が残っているが、いったいどこに飛び立ったのだろうか次回は淡路島を訪れます伊吹神社(いぶきじんじゃ) 御祭神 : 伊吹大明神(いぶきだいみょうじん)〒521-0311 滋賀県米原市伊吹603https://goo.gl/maps/XKNnLAPvugbow9d8A伊吹神社(いぶきじんじゃ) 御祭神 : 素盞鳴尊(すさのおのみこと)〒521-0327 滋賀県米原市上平寺286https://goo.gl/maps/pBQ7CezXvVsPeAWG9都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ) 御祭神 : 市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)〒526-0124 滋賀県長浜市早崎町1665 https://goo.gl/maps/gJRbpPA8BuKCWyqV6「制作・協力」・MID graphiks / 企画・高橋 悦史 / ディレクション・Hasky / ロゴ・中原田 雄大 / 映像・西本 達也 / ナレーション・田中 悠聖(シャックハンマー) / トラック この記事が参加している募集 #一度は行きたいあの場所 57,056件 #この街がすき 45,499件 #一度は行きたいあの場所 #この街がすき #神社 #地方創生 #神話 #レイライン #伊吹山 #竹生島 21 記事の内容を共感していただけたらサポートをお願いいたします🙇♂️いただいたサポートは今後の運営に使わせていただきます✨よろしくお願い致します🙏 サポート