父が母に送ったプラダのバッグ 20年越しの真実
こんにちは、mico です。
前回、敬老の日をきっかけに、祖母が愛用していたルイヴィトンのバッグと祖母への思いを綴りました。
そしてつい数日前のこと。家族とバッグに関してまた1つエピソードが生まれたので、記しておきます。こちらはお気軽に読んでくださると嬉しいです♪
私は今秋冬のワードローブを整理中で、状態の良いものはフリマサイトに出品したりしています。そのついでに母にも「何か出品したいものある?」と聞いたところ、出てきたのがこのプラダのバッグでした。ゴールドのハンドルが眩しい!
このバッグは20年ほど前に父がフランス出張のお土産で買ってきたものだそうです。1回も使っていないとのことで、状態がとてもきれいです。
父が他界してからもう8年ほど経ち、実家の引っ越しもしましたが、母は父のお土産のこのバッグを思い出の1つとして捨てられなかったのでしょう。
そもそも1回も使っていないということに関して、母の趣味に合わなかったのかな、重くて使いにくかったのかな、などと想像しましたが、まさかの
同じものを持っていた ということでした。(注:母はそんなにたくさんプラダを持っているわけではありません)
数多あるプラダのバッグの中から、同じものを買ってきてしまうミラクルってある!?いや、昭和のお父さんは仕事が忙しすぎて妻の持ち物なんて普段気にしていないのかもしれない?そして母はなぜもっと早く売るなり誰かに譲るなりしなかったんだろうか?と家族の不思議な行動に心の中で1人ツッコミをしてしまいました。
さて、このバッグを某フリマサイトで調べたところ、およそ3~4万で販売されていました。ただギャランティカードを紛失しているため、もう少しお安い値段での出品になるかなあ、と私はせっせと掲載の準備を進めていました。
そしていざ出品の前に、他の出品者様のページを調べていたところ「白タグ」ありという表記が多いことに気づきました。内側に製造番号のような小さな白いタグがついているらしいのです。
あれ? こちらのバッグには見当たりません。
ギャランティーカードもないため不安に思い、母に確認したところ、当時10万以上して、大きく立派な箱に入っていたし、出張中にまさか偽物を売っているようなお店には寄らないでしょう、とのこと。
そうであって欲しいと思いつつ、この状態では出品できないので、ブランド買取ショップで鑑定をしていただきました。
1軒目:コピー品の可能性が濃厚とのこと
えええ!!
ロゴが変などという大きな決め手はないらしいのですが、虫眼鏡で見ると三角ロゴプレートの文字が少し滲んでいたり、ハンドルチェーンのパーツの隙間が開いていたり、全体的に作りに粗さがあるとのことでした。
お店の方いわく、20年程前はプラダの精巧なコピー品が非常に多く出回っていた時期らしく、それ以降買取ショップではギャランティーカードがないと一切お買取はしていないとのことでした。ショック!
我が家の誇りをかけて、念のため2軒目:残念ながらコピー品だと思われます
しょんぼり。。
こちらも1軒目と同じようなコメントと評価です。
帰り道、残念な結果を母に報告。買ってきた当時は、なんで持ってるものを買ってくるのよ!と感謝よりも先にイラッとしたとのことでしたが、今となっては、騙された父がかわいそう、、とショックを受けていました。
なかなか処分できない思い出の品は誰にでもあると思うのですが、今回はまさかのコピー品ということがわかり、潔くゴミ箱行きとなりました。。
出張で大枚をはたいてプラダのコピー品を掴まされていた父。20年越しに明らかになった衝撃の事実でした。
天国の父に聞きたいことリストの項目がまた1つ増えました。
「20年前フランスで買ってきたあのプラダのバッグはどこで買ったの?笑」
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