「これでいい」ではなく「これがいい」を見つけてほしいベーシック
こんにちは。ファッションコンサルタントのmicoです。
いよいよ春本番、春ファッションのご提案でショッピングアテンドのご依頼が増えてきました。
さて、Tシャツやカーディガンなどのベーシックなトップスは、試着をしていますか？
「着なれているアイテムだから大丈夫」
「トップスだから大丈夫」
「どれも似たようなデザインだから大丈夫」
と試着をしないことが多いのではないでしょうか。ネットで買う時は仕方ないけれど、私もお店で試着が面倒でレジに直行してしまう時、あります。
そして実際に着てみて「何か違和感、、でもまあこんなものか」と妥協して着ていませんか？
先日のショッピングアテンドの話。
ショッピングの終盤に、ON OFFで着まわせるコットンのアンサンブルニットを探すことになりました。
１件目、カラーも気に入ったものが見つかり、生地の風合いもデザインもクセがなく良い感じで「これでいいかも」と即購入の雰囲気。
でも念のため試着してみると、サイズが微妙に大きく違和感が。カーディガンの着丈がお客様の身長に対して少し長く、肩も少し落ちている。。決して着られなくはないサイズ感だけど、探しているのはこれじゃない。
気を取り直してもう1件。お目当てのニットは、目立つところにベストセラーと打ち出されており在庫も揃っています。時間もないし、「これでいいかも」と即購入してしまいたい気持ちを抑えて、念のため試着をしていただきました。
今度はインナーのノースリーブニットの形が微妙にフィットしていない。カーディガンを着てしまえば見えないのですが、結局セットでしか着られないただのインナーになってしまいそうで、購入はおすすめしませんでした。
本来は、お客様が試着をしなくてもピタッと合う物が提案できたらベストですが、試着をしていただけたことで、少しの違和感に気づくことができ、満足度の低いお買い物が防げました。
つい試着をせずに買ってしまいがちなベーシックなトップス。少しでも違和感があると、お洋服にも愛着がわかず、結局早い段階で部屋着に格下げされ、タンスのこやしになるのです！
ベーシックなアイテムこそ、ごまかしがきかない。
ベーシックなアイテムこそ、たくさん着まわすもの。
試着が面倒だなと思っても、未来のワードローブの事を考えて、
「これでいい」ではなくて「これがいい」
と思えるような、納得したお気に入りを選んで欲しいと思います。
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