本日(2022.7.31)の日経記事ピックアップ: 日本のジェンダーギャップ/イオンの処方薬宅配
1.今日の朝刊一面は、日本の出生率について
今日の日経新聞の一面は、先進国の8割で2021年の出生率が前年比で上昇しているのに、日本は相変わらず減少傾向であるのはなぜかということをチャートで解説しています。
◆[チャートは語る] 出生率反転、波乗れぬ日本 先進国の8割上昇【日本経済新聞2022.7.31朝刊】
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理由のひとつとして挙げているのが、男女平等です。
国別の「2021年と2020年の出生率の差」と「ジェンダーギャップ指数(2022年版)」の相関関係が極めて強いということです。
日本の出生率は0.03%下がり、ジェンダーギャップ指数は116位といずれも、先進国の中では低水準です。
ジェンダーギャップ指数については、以前の投稿をご覧下さい。
理由のもう一つは、家事・育児負担の女性への偏りや非正規雇用の割合の高さといった原因を挙げています。
最近の北欧諸国では、女性が労働参加する国ほど出生率も高くなっているようで、男性の家事・育児への参画や男女賃金価格差の是正が出生率向上に必要だということを改めて理解しました。
日本は女性の就業率が7割もあり高いにもかかわらず、出産につながりにくい現状をなんとか打破しなければならないと思いました。
2.ジェンダーギャップ指数の4項目の1つが世界1位
私も見落としていましたが、2022年版日本のジェンダーギャップ指数を項目別にみてみると以下の通りです。
【総合】116位(経済121位/政治139位/教育1位/健康63位)
なんと、教育は、世界1位なんです。
◆[きょうのことば] ジェンダーギャップとは 日本はG7で最低【日本経済新聞2022.7.31朝刊】
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これって凄くないですか。
日経新聞の記事では、このことに何も触れてないようですが、結局、日本は女性を戦力化できていないってことですね。
即ち、女性の教育は世界1位なんだから、この女性の力をうまく活用すれば、とてつもないことが起こりそうです。
3.もう一つの一面記事「イオンの処方薬宅配」
もう一つ注目したいのは、以下の記事です。
◆イオン、処方薬を即日宅配 24年度に31都府県で事業化【日本経済新聞2022.7.31朝刊】
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いよいよイオンが、医師の処方した医薬品を注文当日、に自宅に届けるサービスを始めるというものです。
記事の中では、診察から薬の受け取りまで在宅でできるようになり、医療のデジタル化に弾みがつくと書かれていますが、変革のスピードが増しているのが嬉しいです。
以前の私の投稿(↓参照)で、セブンイ&アイ・ホールディングスと調剤最大手アインホールディングスが処方薬をコンビニ店舗で24時間受け取れるサービスを川崎市で始めるという記事を紹介しました。
今回のイオンの取組は、自前の配送網で宅配するということです。
そのため、処方薬以外に食品や日用品などの販売増も見込め、イオンの事業にとってもメリットになる大変素晴らしい取り組みだと思います。
このように、各社が競合して、調薬DXに取り組むことで、日本の慣習や制度をどんどん変革していくことを期待したいです。
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