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PDCAサイクルは時代遅れ!?❸:失敗のうち「計画」倒れの人半分!

1.「PPP型」人間がもっとも多い!?

【その1】でお話しましたが、「PDCAサイクル」が回らない理由の一つとして挙げられるのが、「PPP型」。綿密な計画を立てることに一所懸命で、先に進まない。私の周りの半分くらいは、この計画で挫折しているような気がします。( ノД`)シクシク…

今日は、この「PPP型」の方に、私のアイデアをお届けします。

2. 目標に自分の夢(会社の場合はミッション)をリンクさせる

「計画」を立てる前に、「目標」が全く「とんちんかん」な場合があります。「とんちんかん」な「目標」からは、まともな「計画」は生まれません。

注)ちなみに、「夢」は自分のやりたいこと。「ミッション」は自分に求められていること。存在意義。

そこで、目標の立て方についてお話します。目標を立てる時は、「SMARTの法則」がよいと言われています。是非、ググってみて下さい。

今日は、「SMARTの法則」の進化系、「いなき流 新SMARTの法則」をご紹介します。

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図に示したのが「いなき流 新SMARTの法則」です。

■「Special」・・・自分にとって、特別か?
 掲げた目標が、「自分しかできない」「得意な分野」「興味がある」等々、自分にとって、何が特別なのかを意識してみましょう。

■「Measurable」・・・数字で表すことができるか?
 目標は、「定性ではなく定量」「進捗が一目でわかる」「ゲーム感覚で挑戦できる」ものにしてみましょう。

■「Ambitious」・・・野心的か?
簡単に達成できそうな目標、絶対に達成できそうもない目標。そんな目標を掲げても面白くありません。目標は、「一生懸命手を伸ばせば届くかも」「挑戦することで、自分の成長になる」「将来への布石」という考えで立てましょう。

■「Related」・・・夢(または、ミッション)の実現に近づくか?
たかが目標と思わず、自分の思い描いている夢を実現するために、この目標をどのように活かすかを考えてみましょう。

これは、会社の目標も同じこと。会社の目標が自分の夢にどうランクするのかを自分自身に落とし込んでおくことといいですね。

■Time-bound・・・何月何日までに達成するか?
これは、何月までではなく、日にちを特定することに意味があります。期限が「月」だと上旬なのか中旬なのか下旬なのか曖昧です。やる気も半減してしまいます。日にちを指定することで、期限と自分への落とし込みをしっかり行いましょう。

例えば、自分が体重を落としたいと思った時、この新SMARTの法則に当てはめて、目標を設定してみて下さい。これまでとは全くやる気が変わって来ますよ。

3.PDCAの順番にこだわらない

実は、「計画」から開始しようとするから「PPP型」になってしまいます。そうしたら、別の「サイクル」から始めればいいのでは。。。

と、言うことで、
私は、「Check」評価から始める「CAPDサイクル」をおススメします。

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これは、現状を「C評価」し、課題認識した上で、まず、課題の「A改善」に取り掛かる。それから初めて「P計画」を策定するというサイクルです。

現状認識なしに計画を策定すると、実はロクなことはありません。まず「C評価」から始めてみませんか。そうすると、計画策定の悩みが半減していきます。計画策定の際には、先程お話した「新SMARTの法則」の考え方を思い出して下さい。

実は、「CAPDサイクル」「OODAループ」の良さを兼ね備えています。最初に「C評価」することが、実は「OODAループ」の最初に「O観察」することに当たります。まず、現状認識してから動き出すことって非常に大切ですよね。

「CAPDサイクル」、一度、是非試してみて下さい。

4.PDCAの高速化で「計画」をフレキシブルに変更

実は「PDCAサイクル」は、外部環境が激変する場合には、最初の「計画」が役に立たなくなることが、うまくいかなくなる原因です。だったら、「計画」を外部環境に合わせて柔軟に変えてみては如何でしょうか。

企業の場合、PDCAサイクルを半年や1年で設定しているところもあります。それを1カ月とか1週間のサイクルで高速に回してみては如何でしょうか。計画を綿密に立てるために時間を費やすなら、早く「PDCAサイクル」を回して、計画を次々アップデートする方がいいのではないかと思います。

私が以前読んだ「鬼速PDCAサイクル」、参考になりますので、興味ある方は、一度お読みになって下さい。

5.まとめ

「PDCAサイクル」が回らない「PPP型」サイクルの方へのアイデア

いなき式新SMARTの法則で、目標を自分の夢(会社の場合はミッション)にリンクする。

❷まず「Check (評価)」から始める「CAPDサイクル」にトライしてみる。

❸「計画」を綿密に立てず、高速で「PDCAサイクル」を回し、アップデートしてみる。

如何だったでしょうか。

今、回している「PDCAサイクル」を有効活用したい方改めて「PDCAサイクル」にトライしたいと考えている方は、以下のメールアドレスにご連絡下さい。

mikiya.inaki@gmail.com

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企業の「PDCAサイクル」の活用についてサポート致します。



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