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企業生き残りのキーワード❶: VUCAの時代を突破するために「セレンディピティ」「アメーバ型組織」「Society5.0」

これまで、「企業のサステナビリティ」について、以下のマガジンの中で、30 本を超える投稿を行ってきました。

本日は、それらの投稿の中から、企業が生き残っていくための知っておきたいキーワードを3つピックアップして紹介したいと思います。


1.ビジネススキルとしての「セレンディピティ(Serendipity)」

「セレンディピティ(Serendipity)」とは、「幸運な偶然を手に入れる力」を意味する言葉です。

偶然の出来事に遭遇しても、それに価値を見出して活用するかどうかは人によって異なります。

問題意識を持ちアンテナを立てているか、価値を見出す知識があるか、単なる偶然を優れたひらめきや価値に転換できるかどうかは、受け止める人の能力次第のようです。

私は、近年のように、先が見えない時代には、ビジネスにおいてこのセレンディピティがもたらすメリットは非常に大きいと考えています。

例えば、
・新たなアイデアや解決策が偶然のひらめきとして生まれる
・これまでの常識を覆すようなイノベーションをもたらす
・これまで考えもつかなかったような戦略を取れるようになる

等のメリットがあります。

「セレンディピティ(Serendipity)」に興味を持った方は、是非、以下の投稿をご覧下さい。


2.「PDCAサイクル」の欠点を克服する「アメーバ型組織」

日本の失われた30年は、なぜ起こったのか。

その原因のひとつとして、かつて成功を収めた「PDCAサイクル」によるピラミッド型組織が、近年の正解のない時代に、全く機能しなかったということが考えられます。

そういう「PDCAサイクル」の欠点を補う組織として、アメーバ型組織があります。

アメーバ型組織は元京セラ名誉会長の故稲盛氏が会社を経営していく中で、実体験から生まれた管理手法です。

稲盛氏の「会社経営とは一部の経営トップで行うのではなく、全社員が関わって行うものだ」との考え方に基づいています。

そのため、全員参加経営の実現に向けて

部門別採算制度: 仕事の成果を「時間当たり付加価値」として数字で見える化

組織の細分化: アメーバと言われる小グループに分け、収支責任を明確化

ということがなされました。

大きな組織になればなる程、小回りが利かなくなり、最終的に誰が責任を取るのか不明確になり、その結果、企業が古い体質から脱却できず、変化について行けなくなるということです。

「アメーバ型組織」をもっと知りたいという方は、是非、以下の投稿をご覧下さい。


3.何だか凄いぞ「Society5.0」

「Society5.0」とは、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会だそうです。

「Society5.0」は、21世紀前半から既に始まっている「創造社会」です。

これは、狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、新たな社会を指すもののようです。

最近の新聞では、DX(IoT、AI、ロボット、自動走行、ドローン等)を活用した新しい取り組みが次々発表されています。

現代は、もはやDXの発展を無視していては、何もできなくなっています(下図参照)。

この「Society5.0」はDXを活用して、社会課題を次々解決していく社会になりそうです。

「Society5.0」をさらに知りたい方は、以下の投稿を是非、参照下さい。


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