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みやび&カンパニーのMISSION

みやび&カンパニーのMISSION(使命)は、

「日本の体温を高める」(2021年4月作成時点)

です。

MISSION(使命)に向き合った

株式会社みやび&カンパニーは、2017年3月16日に創業し、丸4年が経ちました。

これまで、関与してきたクライアントの理念づくりには、かなりの時間をかけて一緒に考えてきました。しかしながら、ほぼ自分自身の”使命”ともいえる自分の会社の理念は、人生をかけて考え続けているものの、これまで言語化して公表することはしてきませんでした。

そこで、今回起業して4年が経ち、ウェブサイトなどのプラットフォームを更新することになり、あらためて言語化して公開してみることにしました。

起業する前から、かなり明確にイメージしていたことがありました。
自分の「暮らし続けたいと思える地域社会」を創っていくこと。
でも、「暮らし続けたいと思える地域社会?」。何度も自問してきました。

それって何だろう?

町並み


あたたかな資本主義

資本主義に”あたたかさ”なんてあるものか!というつっこみをいただきそうですが、僕はヒトにも、モノにも、そして、カネにも体温があるのではないかと考えています。

「あの人はあたたかな人だ」ということは、よく比喩的な表現で使うのでイメージが付くのではないかと思います。

一方、カネに体温などあるのでしょうか?

僕は、経営者として、あたたかなカネを提供してもらったことがあります。それは、僕が経営者としても関わっているまちだ丘の上病院での出来事。

この病院は、銀行から融資をしてもらわなければ、約半年で資金繰り破綻するという状況で経営継承しました。その時、多くの銀行からは承継前の2期連続の赤字決算という理由だけで融資を断られました。

金融機関の自己査定による形式基準から考えると当然の判断と思います。

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しかしながら、とある銀行だけは別でした。私の「地域を支える病院を作りたい!」という想いと、それを実現するための事業計画の詳細に耳を傾けてくれました。そして、1年間の運転資金を融資してくれたのです。

私たちは、この融資が無ければ、間違いなく倒産していました。私はこのカネはとてもあたたかな融資だと感じました。

この銀行の融資判断は、自己査定に沿った判断ではないということなのでしょうか?そんなことは、あり得ません。自己査定を、形式基準だけではないあたたかな視点* を通して運用した結果、このようなあたたかな融資が実現したのだと思います。
 *金融庁も「事業性評価融資」というものを推進しています。

同じようはことは、実はたくさんの実例があるのではないでしょうか。例えば、地域に貢献する企業へ地元からあたたかな出資や寄付が集まったり、顧客を大切にする企業には多くの受注が集中したり、人を大切にする企業には給与条件に強く拘らない人材が集ったり。。。

これらのケースにおけるカネの考え方には、あたたかさが伝わってきます。「あたたかなカネの血のめぐり」を感じます。


あたたかな経営、そして、地域資本主義

私たちは、「あたたかな」経営をする医療機関*を増やしていきます。
 *医療機関以外にも、福祉事業、地域に密着する事業を展開する企業など

あたたかな「ヒト」「モノ」そして「カネ」がそろった組織。そして、それらがマネジメントされていること。

私は、これらのあたたかな経営資源を持ち合わせた医療機関は、きっと「あたたかな」サービスを提供し、「あたたかな」波及効果を地域に対してもたらしてくれるものと信じています。

あたたかなヒトがその組織に集い、
あたたかな医療・福祉サービスを享受する人々が増え、
地域の暮らしは健康的に充実したものとなり、
事業が継続していけば経済的にも恩恵を受ける地域経済、
そして、このような人々や医療機関の営みが地域の文化を創っていく

だから、「あたたかな」経営をする医療機関を増やせば、きっと、「あたたかな」地域社会が増えていくことになるのではないか。

「暮らし続けたいと思える地域社会」

一般社団法人地域包括ケア研究所で一緒に活動する鎌田實先生の暮らす諏訪中央病院がある長野県茅野市はそんな一例だと思う。

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そして、「あたたかな」地域社会の集合体が日本です。

だから、医療機関の体温を高め地域社会の体温を高めていくことができれば、日本の体温が0.1℃くらい高まるのではないか。もちろん、0.1℃というのは比喩ですが、きっと、私たちの暮らすこの国は「あたたか」で、もっと素敵なものになっているに違いない。

それが、僕が考えてきた「地域資本主義」が実現するものであり、たどり着きたい未来の姿であると考えています。

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