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藤井の2020年を振り返る

皆さま、すっかり遅くなってしまいましたが、本年もよろしくお願いいたします。

見出し画像の写真は、まちだ丘の上病院の屋上からの初日の出です。

いつもながら、何をやっているかよくわからないと言われてしまいますので、
昨年一年間の簡単な近況報告をさせていただければ。


コンパクトに言うと

3月頃からは、COVID-19の感染拡大に伴い、物理的には東京都内や町田を拠点に活動し、オンラインでのコンサルティングや講演や学校の授業なども積極的に行ってきました。

また、併せて、地域包括ケア研究所の事業などの振り返りなど、これまでの起業してからの総括的なものを時間をかけて実施。

活動はまちだ丘の上病院の医療現場でのマネジメント業務とコミュニティスペースづくり(ヨリドコ小野路宿)に物理的には多くの時間を使いつつ、

地域づくり活動(北海道本別町)などをオンラインで取り組み、

コンサルティング事業では医療機関や地域密着型の事業の支援をオンラインメインで取り組んできました。


地域をキーワードにした事業支援

一応、もうすぐ起業して丸4年になる、本業のみやび&カンパニー


が取り組んできた、「地域」をキーワードにしてきたコンサルティング事業。

・医療機関の事業継承(外部M&Aへのオーナーさんのサポート)
・クリニックの開業支援
・医療・介護の複合型企業のM&A部門の立ち上げから買収案件の実務サポート
・医療機関の顧問
・税理士法人グループのコンサルティング事業立ち上げ支援
・地域密着型企業の再生支援

こんなことを、ほぼほぼオンラインで取り組んできました。

昨年までは、メインを対面型で行い、オンラインは一部補完的な役割として用いていましたが、意外とオンラインでできることが多いし、経営者の方々は比較的夕方から夜とか、場合によっては早朝などの方が時間がゆっくりとれるので、そんな発見もありました。



あたたかな地域づくり活動

続いて、本業と相互に補完しながら、地域づくりを行う一般社団法人地域包括ケア研究所の活動。

地域包括ケア研究所は、立ち上げからほぼ丸4年活動してきました。

振り返ってみると、北海道本別町の地域包括ケアの仕組みづくり支援から始まったこのシンクタンク*の活動は、北海道や福島県の他の自治体との取り組みに広がり、旭川医科大学との地域医療実習などの学びの場づくりにもつながり、地域医療にかかわる人材を創出していく活動などにも広がってきました。

2020年は、

・福島県西会津町の健康づくり支援(藤井は主にサポートなどの後方支援)
・北海道本別町の本別高校の総合的探究の事業「とかち創生学」のアドバイザーおよび講師
・地域医療みらい塾「特別編」のオンライン開催
・地域包括ケア研究所の活動の振り返りとウェブサイトのアップデート
・オンラインコミュニティ「まちづくりのカタリドコ」のオープン(12月より)
・北里大学医学部の非常勤講師(総合診療の地域臨床実習)

などを手掛けてきました。

地域づくり事業(コミュニティデザイン)などは、これまで、オフラインで空間や関係性などを作りあげ、関わっていくことがメインだったので、オンラインでの取り組みでは難しいのではないかと思われがちですが、ほぼオンラインで実施できました。

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これから、オンラインでのコミュニケーションが当たり前の社会インフラとなり、その上で新しい生活や行動様式などがつくられていく移行期間だと感じました。


地域の医療機関づくり

こちらは、3年目となった東京都町田市小野路町にあるまちだ丘の上病院のマネジメント業務。

2020年は、物理的にはここにいることがメインでした。医療機関でもあり、もっとも感染対策をされた業務環境でもあります。

さらに、細やかなコロナ対策などの必要性もあり、結果的に多くの時間をかける必要性もありました。

まちおかでの2020年の藤井の関わりは、

・3年目となり、”医療の質”を高めていくための組織づくり
・新型コロナウイルス対応の意思決定
・介護(まちおかではケアクルーと呼んでます)業務の見習い
・新事業であるコミュニティスペースづくり(ヨリドコ小野路宿)
・訪問看護リハビリステーションヨリドコの立ち上げ

などを手掛けてきました。

さらっと書きましたが、これらの一つ一つがとても濃厚な取り組みで、もう一度同じことをしたいかというと、とてもお腹一杯なくらいです(笑)。

医療の質を高める取り組みは、現場のことを理解し、現場で活躍するクルー(まちおかではスタッフのことを”クルー”と呼びます)と対話していくことに多くの時間をかけてきました。

そして、現場から上がってきた課題を一つ一つ丁寧に取り上げて改善していく取り組み。まだまだ、途上段階ですが、一つ一つ丁寧に取り組んでいくものです。

新型コロナウイルス対応は、コロナ感染対策委員会が中心となって、本当に様々な取り組みや感染対策を実施してくれました。また、多くの患者さんにとっての失われてしまった時間や環境を補うための、オンライン面会などの取り組みはいくつかのメディアでも取り上げていただきました。

そして、何よりも2020年は、医療と食とつながりのコミュニティスペース「ヨリドコ小野路宿」の準備を進めてきた1年です。

構想からすると3年くらいかけて、ようやく2020年10月に訪問看護リハビリステーションヨリドコが開業しました。

療養病院がなんで、地域づくりとか、訪問看護とかはじめるの?って声をよく聞きますが、僕たちは、出来るだけ地域に医療を近づけていきたいと思っています。

その上で、地域で暮らす人々にとって、療養病床での療養環境から在宅での療養環境からプライマリ・ケアなどを提供していくことを考えると、ヨリドコの事業にたどり着きました。


振り返ってみて

2020年を振り返ってみると、あらためて盛り沢山な1年間だったなと。そして、コロナという制約にも苦しみながら、向き合ってきた1年間でした。

新しいことにも沢山チャレンジしてきましたし、一方で、組織の在り方や自分自身の働き方にも向き合う時間になってきました。

思い起こすと、子供たちの学校が休校になり、必然的に家族と一緒にいる時間や父親としての関わりが増えたのではないかと感じます。しかしながら、これまでの自分の家庭での関わりが異常に限られていたなと、気づかされたきっかけにもなりました。

2020年という100年に一度とも言われる貴重な時間を経験したことを糧に、今年も一年間、走り続けたいと思います。

今年もよろしくお願いいたします。

今年一年間取り組んでいきたいなと思っていることは、別途まとめて皆さんにもご報告させていただきたいと思います。

では、引き続きこちらのnoteもよろしくお願いします!

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