海外で視覚障害者に日本語を教える in ボスニア・ヘルツェゴビナ~教材を用意するにあたって①墨字編~
前回の記事「海外で視覚障害者に日本語を教える in ボスニア・ヘルツェゴビナ~クラスを始めるにあたり分かった事~」では、レディネス調査の結果として点字の教材だけでなく墨字(紙に印刷または書かれた文字)の教材も準備する必要があることを紹介しました。
生徒全員が点字使用者という前提で授業準備を進めようとしていた私も迂闊でしたが、改めて調べてみたところ視覚障害者=全員点字を使用というわけではなく視覚障害者の点字の識字率は10%ほどで、また現在視覚障害者の間では「点字離れ」が進んでい