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スキルなし、人脈なしからスタートしたライター1年目を振り返る

📌この記事は #ライターアドベントカレンダー 参加コンテンツです🎁🎄Twitterでの感想シェア、お待ちしています!(運営:ライターギルド blanks

こんにちは!兵庫在住フリーランス、みちこです。

私は9年勤めた会社を昨年末で退職して、今年の1月からフリーランスになりました。

今でこそ「ライターです」と自己紹介をし、こうやってアドベントカレンダーにも参加させてもらっていますが、フリーランスになった当初はライターのお仕事をするつもりはありませんでした。

その証拠(?)として、開業届の業種欄には「ライター」と書いていません。実はカスタマーサクセスとキャリアコンサルタントのお仕事を中心に食べていこうと思っていました。

ではなぜライターを始めたのか。きっかけはTwitterでのライター募集の投稿です。

今年の年始、一度お話したことがある方がライターを募集しているのを見かけました。何気なく応募要件を覗いてみると、「noteやブログの執筆経験でも応募OK」とのこと。「これだったら私も応募できるじゃん!」と思って勢いでDMを送ったのが、私のライター人生の始まりです。

そんなふとしたきっかけでライターの道を歩みだした私が、年末にはこうやってライターアドベントカレンダーに参加させてもらってるなんて。自分が一番驚いています。人生何があるかわからないですね、ほんと。

せっかくこんな素敵な機会をいただいたので、今回は”スキルなし、人脈なし”からライターを始めた1年の振り返りと、来年に向けた意気込みを綴ってみようと思います。

完全に自己満noteですが、ライター1年目のリアルな様子を残せたらなと思って書きました。よろしければお付き合いくださいませ。


▼ ちなみに、今年執筆した記事の一部はこちらにまとめております!実績が増えていくのが嬉しいライター1年目です。


1年を振り返る

まずはこの1年をざっくりまとめました。その月に書いた記事数と内訳も一緒に書いています!

【1月】1記事(SEO)
Twitterで未経験OKのライター募集を見つけ、応募。ライターとしての一歩を踏み出す。

【2月】1記事(SEO)
ほかの仕事(CS、キャリコン)がメインだったため、書くのは月1本が限界。書いた記事を褒めてもらって嬉しくなる。私、やっぱり書くことが好きかも?となる。

【3月】2記事(SEO)
書くのが好きという気持ちを大事にしようと、思い切って方向転換。ライティングの仕事を増やしてみる。WantedlyでSEOライティング案件に応募しまくる。

【4月】1記事(SEO)
複数応募するなかで、テストライティング中に先方が音信不通となるという事件も発生。こういうこともあるのね…!と世の中を知る良い経験に。

【5月】2記事(SEO)
書かせてもらうメディアが増える。大量に発注いただけるクライアントと契約を結び、1ヶ月に書く記事の数も増えていく。

【6月】7記事(SEO)
引き続き書く。締め切りギリギリになって数日連続で深夜作業することも…(反省)

【7月】10記事(SEO)
めっちゃ書く。一方で、それまで楽しかったSEO記事の執筆に陰りが見え始める。何を書くかよりもどう書くか、「この言葉を使ったらダメ」など禁止ルールが多い中で書くことに窮屈さを感じて悩み始める。

【8月】11記事(SEO 9記事/インタビュー 2記事)
既存のクライアントから「取材音源をもとに記事を書く」というお仕事をいただき、インタビュー記事に初挑戦。楽しい!となる。自分には無理だと思っていたインタビューライターへの道に光が見えた気がした。たまたま同時期にほかのクライアントからもインタビュー記事のお仕事をいただく機会が発生。意を決してSEOをやめることにする。

【9月】8記事(SEO 3記事/インタビュー・イベントレポート 5記事)
すでにいただいていたSEO記事の納品を完了させ、本格的にインタビュー記事へシフトチェンジ。同時にイベントレポートの執筆や採用広報へのチャレンジもスタート。しかし、思うように書けず激凹みする。ちょっと泣く。

【10月】4記事(インタビュー・イベントレポート)
基本は凹むことが多いけど、やっぱり楽しい。インタビュー記事にちょっと慣れてきたような?と思ったけど甘かった。

【11月】4記事(インタビュー・イベントレポート)
ご紹介いただき、新しい媒体でインタビュー記事を執筆。以前から憧れていた方にインタビューできて「ライターって夢があるな…!」と感動する。でもどのクライアントに対しても先方の希望にこらえられていない感覚が強く、また激凹みする。ちょっと泣く。

【12月】3記事くらいの予定(インタビュー・イベントレポート)
引き続きインタビュー記事へのチャレンジは続く。が、凹んでいても仕方ないので、自信をもてるように体系的にライティングを学ぶ機会を作ろうと計画中。


大きな転換点│SEOからインタビューへのシフトチェンジ

ご覧いただいたらわかるように、私はSEOライターを半年ほど経験した後、インタビュー記事やイベントレポートをメインで書くライターにシフトチェンジしました。

「SEOライターからインタビューライターになるのはどうしたらいいのか」と悩んでいる方をよく見かけます。私もずっとそうでした。

SEOは好きだけど、これを何年も続けていくのは現実的ではない気がする。(もちろん、SEOでプロフェッショナルとして活躍されている方はたくさんいらっしゃるのは承知のうえで)

長く続けていくなら、もっと生々しい(けれど大事な)ことを言うなら、収入を考えるとインタビュー記事が書けるようになったほうがいいと思う。けれど、最初の一歩をどうすればいいのかわからない。

こう思って、しばらく悩んでいた時期がありました。

もちろん求人に応募したり気になるメディアに営業をかけたりする方法が一般的だと思うのですが、そこで必要になるのが“実績”。実績がないと応募すらできないのがライターの世界だったりしますよね。実績を作るための実績がない、みたいな状態になりがち。

これを打開するには、自主企画でインタビュー記事を書くなどいくつか方法があると思います。私の場合は幸運なことに、たまたま既存のクライアントからお仕事をいただいたのが突破口になりました。

8月のところに書いた「取材音源の記事化」のお仕事です。といっても、記事全文ではなく一部分だけ。文字数にすると700文字くらいだったと思います。

それで少し自信がついたタイミングで、これもたまたま別の既存クライアントから「よかったらインタビュー記事を書いてみる?」と声をかけてもらいました。そこからはトントン拍子にお仕事が増えていった感覚があります。


…と、ここまで読んで「なんだよ、たまたまラッキーだっただけじゃん」「再現性が無さすぎる」と思われた方もいるかもしれません。いや、異論はないのですが。

ただ1つだけ、意識してやっていたことがあるので聞いてください。

それは、自分が「今やっていること」「できること」「これからやりたいこと」を常に頭に置いておくこと。それを小出しでいいので、周りに伝え続けること。

そうしておくと、意外と何かのタイミングで「だったらこれやってみますか?」と声をかけてもらえることが多かったです。

あとは、声をかけてもらったときに「やります!」という準備を日頃からしておくのも大事だなと思ってます。チャンスが目の前に現れたとき、迷いなく飛び込んでいけるから。

実は最初にいただいた取材音源のお仕事は私を指名されたわけではなく、「誰かインタビュー記事を書いてくれませんか?」と、同じメディアで書くライターさんたち全員にアナウンスされたもの。

そのアナウンスが流れた瞬間に「私やりたいです!」と手を挙げてやらせてもらった案件でした。

もちろん常に即断即決が正しいわけではないのですが、チャンスがきたときに迷わず掴みにいく準備をしておくに越したことはないと思います。


ライターになってしばらくは、諸先輩方が「ご縁がつながってお仕事をいただくことが多いです」と言っているのをみて「いや、最初はそのご縁がないんだよーー!!!どうすればいいんだよぉぉぉ!!!」と思っていた私ですが。

この1年を振り返ると、確かに「お仕事はご縁」だなとしみじみ思います。ご縁大事。ありがたい。


2023年、そしてこの先のライター人生に思うこと

私はこの1年、ずっと自己流で文章を書いてきました。もともと文章を書くのが苦ではなかったこともあり、ここまで何とかやってこれています。

ただ最近思うのは、クライアントが求めるものをきちんと返せていないな…ということ。自分の至らなさが歯がゆく、もっともっと自分のスキルや経験を磨いて期待にこたえられるライターになりたいと思う日々です。

そのために、来年はライティングを体系的に学ぶこともやってみようかなと思っています。お仕事のために何かを学びたいと思えるのは私にとって非常に幸せなことで、今からワクワクしているところです。


あと、まだまだぼんやりした夢なのですが、書くことで誰かの人生の選択肢を広げるきっかけを作れるようになりたいな、と思ってたりします。

私は人のキャリアというものに非常に興味があるのですが、キャリアを考えるうえで「知っている」のと「知らない」のって、とても大きな差になると思うんです。

たとえば私もSNSでたまたまフリーランスやリモートという選択肢を知り、チャレンジすることができました。でもそれを知らなかったら、今の自分の生活はないわけです。

もちろん自分から情報を取りに行くことは大事なのですが、偶然知る機会というのも人生において非常に大事なんじゃないかなと思うんです。

だから、たまたま読んだ文章から「こんな選択肢もあるんだ」って偶然知れるような、そんなお仕事ができるようになれたらいいな~なんてぼんやり思ってます。とっても抽象的なので、このへんは追々具体化していきたい所存。


さいごに。

冒頭で「ライターのお仕事をするつもりはなかった」と書きましたが、実はずっとライターへの憧れはありました。

ただ「自分には無理だ」と思って諦めていたんです。書いて生きていくなんて、自分はできないだろうって。

でも、小さなきっかけから一歩を踏み出し、こうして1年の終わりに新しい夢を描けていることが嬉しくて泣きそうです。何なら書きながらちょっと泣いてます。

壁にぶち当たって玉砕することも多い1年でしたが、それ以上に得るものが多かった1年でした。2023年も引き続き走っていきたいと思います。

(少し早いですが)今年1年お世話になった皆さま、本当にありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

2年目も頑張るぞ~✊



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