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【採用情報/未経験OK】146年の歴史を持つ東川町の酒蔵が「製造担当者」を募集します

こんにちは。東川町の三千櫻酒造です。この度、私たちは新たに「製造担当者」の募集を行うことになりました。

創業から146年、多くのファンの方に支えられながら造り続け、おかげさまで現在は日本だけでなく、世界からも高い評価をいただけるようになりました。そんな三千櫻酒造の日本酒を、一人の大切な担い手として一緒に造っていきませんか?

特殊な業界ではありますが、未経験大歓迎です。勤続2年目以降は、酒造りに関する国家資格取得への挑戦の道もあります(業務の習熟度によります)

「お酒が好き」「酒造りの道を究めてみたい」という想いを持った方のご応募を、お待ちしています。

募集要項を見る


1.三千櫻酒造について

まずは 私たちについて、そして私たちと東川町の関係について、お話させていたけたらと思います。

-三千櫻酒造と東川町

私たち三千櫻酒造は、北海道上川郡東川町で日本酒の製造・販売を行っている酒蔵です。

東川町は旭川市の隣、北海道のほぼ中央に位置し、旭岳を筆頭とする大雪山連峰の雄大で美しい景色が広がります。

まちづくりのキーワードとして「適疎(てきそ)」を掲げているのも、この町の特徴の一つです。密過ぎず、過疎でもない「適当な疎がある」状態を理想として、東川町の人々は自然との共存を大切にしながら暮らしています。

東川町は、北海道で唯一の「上水道がない町」でもあります。大雪山の雪解け水を地下から汲み上げており、町内の各家庭の蛇口をひねれば、この天然の地下水が惜しげもなく出てくるのです。

水の豊かさだけではなく、気候や土壌に恵まれた東川町は、北海道屈指の米どころでもあり、ブランド米「東川米」の育成にも力を入れています。

この「水」「米」こそが、三千櫻酒造を東川町へと導いてくれたきっかけでもありました。

-三千櫻酒造の歴史

三千櫻酒造は明治10年に、岐阜県中津川市で創業しました。現当主の山田 耕司は、この蔵の6代目にあたります。

元々、北海道とは縁もゆかりもなかった三千櫻酒造。

しかし、ある時から地球温暖化を原因とする「温度」の問題で、今まで通りのやり方で日本酒を造ることが難しくなってきました。そんな悩みを抱えていた最中(さなか)、北海道東川町が「"公設民営型酒蔵"を公募している」という話と出会い、私たちは北に向かうことを決めました。

創業の地で蔵を立ち上げてから、実に143年目の決断でした。

この地で再出発し、積み重ねてきた歴史とノウハウを大切に守りながら、東川町だからできる酒造りに日々邁進しています。

"公設民営型酒蔵"の詳細はこちら
公設民営型酒蔵とは-  三千櫻酒造

-三千櫻酒造の商品

「伝統を重んじながら、果敢に新しいチャレンジもする」

そんなスタンスで行っている、私たちの酒造り。

中津川時代から大切にしている酒米を使った「愛山」も、JAひがしかわの有志が三千櫻酒造のために作った酒米「彗星」「きたしずく」も、"三千櫻酒造の今"を感じていただける味わいに仕上がっています。

味や品質への高い評価もいただいており、2022酒造年度に道内で製造された日本酒の出来栄えを審査する「新酒鑑評会」の純米酒の部で、三千櫻酒造は最高位の「金賞」をいただきました。

また、和歌山県の「梅ボーイズ」コラボレーションした梅酒「梅櫻」など、これまでとは全く違った新しい酒造りにも挑戦しています。

有り難いことに、私たちが造る日本酒は多くの方にお喜びいただき、北海道内だけではなく全国からのお引き合いが増え続けています。

三千櫻酒造の詳しい商品紹介はこちら
商品情報 - 三千櫻酒造

2.今回の求人募集について

-募集背景

今回の募集は、増加しているお引き合いに対応するための製造拡大に伴う「増員」です。

三千櫻酒造だから造ることができるより良いお酒を、より多くの方へ。そんな想いを持ち、ともに歩んでくださる仲間を募集しています。

-募集するポスト、仕事内容

募集中のポストは「製造担当者(正社員)」です。杜氏(製造責任者)である代表・山田 耕司、製造責任者補佐、製造の社員3名と一緒に、日本酒の製造業務を行っていただきます。

はじめのうちは洗米(手作業ではなく、機械を使ってお米を洗います)や酒米運び、瓶詰めなど地道な作業も多いですが、徐々に多くの製造工程に関わっていただきます。

実務経験を2年以上積むと、清酒の製造に必要な知識と技能を持っていることを証明する国家資格「酒造技能士」の受験も可能となります。この資格の取得を皮切りに将来的に杜氏を目指す、というキャリアの選択も可能です。

ちなみに、製造の先輩社員3名のうち2名は、2021年に未経験から入社して活躍しています。業界経験がなくても正社員として仕事を始めることができ、将来的なステップアップも……という求人は、酒蔵では全国的に見ても珍しいと思います。

-求める人物像

①力仕事が苦ではないこと

酒造りは、日々たくさんの酒米や水を扱う"力仕事"な側面があります。

持ち上げられないような重さのものを一度に運ぶ……ということは当然ありませんが、1日に持ち運ぶ酒米の総量は400~500kgになることも。力仕事のご経験が必須ではありませんが、事前にご理解いただきたい酒蔵のリアルです(一部社員からは「良い筋トレになる」との声も……)

②素直さと柔軟な対応力

力仕事的な側面とは対象的に、酒造りは生きている麹を扱い、自然を信じて出来上がる酒を待つ……という非常に繊細な側面を持ち合わせている仕事でもあります。

経験豊富な杜氏(製造責任者)や製造責任者補佐の判断に沿いながら、酒造りの"原理原則"に合わせて自ら考え、一つひとつの状況に柔軟に対応することができる。

そんな人が、酒蔵という職場では活躍することが多いように思います。

もちろん、入社直後から独り立ちということはなく、経験が浅いうちは先輩社員がしっかりと一つひとつの作業についてお伝えしますので、その点はご安心ください。

③探究心を持っていることと、(良い意味で)細かすぎないこと

酒米と、米麹と、水。

シンプルな原料から理想とする味を作り出していくのが、日本酒造りです。米の状態を見極め、どんな過程を経て、どんな酒を造り出すのか。

一つひとつのプロセスに探究心を持ち、深めていくことが好きな性格の方には、この仕事はきっと向いています。

ただ一方で、酒造りには「自然の力を信じて出来上がりを待つ」という性質もあります。細かなところまで考えてしまって思い悩む……ということのない性格であることも、この仕事を長く続けるには大事だと代表・山田は考えています。

-1日の勤務スケジュール

当社の一般的な勤務スケジュールです。

出勤時間は時期により変動しますが、仕事終わりは16時半。残業も基本的にないので、夕方からの時間を存分に使うことができます。

◇6:00…早出当番の社員が出社、仕込みの準備などを行う
◇7:30…通常の出社時間。全員で揃って朝礼を行い、1日の仕事を始めます(仕込みの少ない閑散期は8:00出勤になります)
◇午前中…仕込み、片付け
◇午後…洗米(機械での米洗い)、瓶詰め、ラベル貼りなど
◇16:30…退勤、残業は基本的にありません
※週に1回程度、19時から蔵に来て数時間おきに酒の撹拌をする「宿直」があります(手当あり、一定の経験を積んでからなので当面はありません)

3.募集要項

4.採用説明会兼酒蔵の見学会について

三千櫻酒造での仕事についてより詳しく知っていただくこと、また"職場"となる酒蔵の見学をすることでより具体的なイメージを持っていただくことを目的に、採用説明会兼酒蔵の見学会を下記日程にて実施します。

【説明会兼酒蔵見学会実施日】
2023年8月18日(金) 10:00~、19日(土) 10:00~ (いずれも1時間~2時間程度)

参加ご希望の方は、下記の申込みフォームよりご連絡をお願いいたします。

<申込みフォームはこちら>

※本説明会兼見学会は、ご応募を検討される方向けの催しとなるため、履歴書(書式自由)のご持参をお願いいたします(説明会をお聞きいただいた結果、選考への参加をご辞退いただくことは全く問題ございません)

5.応募方法

本求人にご興味をお持ちいただけた方は、下記の三千櫻酒造Webサイトのお問い合わせフォームより、応募希望の旨を明記の上ご連絡をお願いいたします(「お問い合わせ内容」の欄は「その他」でOKです)

折返し、担当者よりご連絡いたします。

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創業から143年目に、縁あって移ってきた東川町。この町自慢の水と米を使って、全国に……いえ、全世界に誇れる酒造りを行っていきます。

東川町から、世界へ。その力となり、ともに歩んでくださる方のご応募をお待ちしています。

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