【徹底解説!】カウンセリングって何?
アーティスト専門の心の悩み相談屋、山口美智代です♪
みなさんはカウンセリングってどんなものかご存知ですか?
個人的にTwitterやInstagramでアンケートを取ったところ、あまりよく知らないという方、悪いイメージをお持ちの方もいらっしゃいました。
そこで今回は本来のカウンセリングとは何なのか、メリットとデメリット、よくある勘違いなどついてお話したいと思います。
1、カウンセリングって本来どんなもの?
①カウンセリングの定義
厚生労働省が提供している健康情報サイトではこのように書かれています。
ここで出てくる傾聴とはどんなものかというと…
つまり、カウンセラーはこの3原則に則った態度でクライエントさんの話を聴き、クライエントさんが自分の力で問題を解決できるようにサポートすることが大前提となります。
みなさんのイメージと一致してますでしょうか?
「思てたんとちゃう!」という方もいるかもしれませんね。
②カウンセラーが守らなければならないこと
カウンセラーは上記を実行するために守らなければならない事項があります。
まずは、守秘義務の遵守。
クライエントさんの個人情報はもちろん、カウンセリングの内容を本人の許可なく本人の家族を含め第三者に漏らすことは禁じられています。
※ただし命の危険など、緊急を要する場合はこの限りではありません。
また、クライエントさんを否定・攻撃をしてはいけないのはもちろんですが、意見を押し付けたり無理強いしたりしてもいけません。
あくまで決定権・選択権はクライエントさんにあり、カウンセラーはその選択肢を用意したりそこまで導いてあげるまでが使命です。
③精神科・心療内科とカウンセラーの違い
よく混乱しがちですが、どのようなところに相談するかは症状などによって変わってきます。
精神科
心療内科
カウンセラー
わたしもそうなのですが、カウンセラー資格は民間でも取れるため、民間資格の場合は心の病気を治すなどの医療行為はできません。
心の病気になってしまう前に問題解決のサポートをするのがカウンセラーです。
またカウンセラーにはいろんな種類があります。
夫婦、家族、子育て専門のカウンセラー、職場や学校の専門のカウンセラーなど、最近ではHSP専門など何かに特化したカウンセラーさんもいらっしゃいます。
もしあなたがどこかに相談したいとお考えであれば、ご自身の症状や、悩みの種類によってどこが適切なのかを事前にしっかり調べることをオススメします。
2、よくあるカウンセリングの勘違い
わたしが個人的に実施したアンケートで、本来のカウンセリングと違う悪いイメージを持った方もいらっしゃったので、2点ご紹介します。
①洗脳されそう
先ほども触れましたが、カウンセラーはクライエントさんに意見を押し付けたり無理強いしたりしてはいけないので、「洗脳する」ということはありません。
むしろクライエントさん自身が洗脳されずに自分を守る心を持てるようサポートします。
また心が読める、オーラや霊が見える、前世がわかるなどのイメージをお持ちの方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、カウンセラーは基本的に非科学的な方法を用いることはありません。
わたしももちろんそういう気質は全くありません(笑)
スピリチュアルに特化している人を否定はしませんが、中にはそのような方法でカウンセリング業をされている方もいらっしゃるようです。
やはり、事前にそのカウンセラーさんがどんな方法でカウンセリングをしているのかを調べてから行くことをオススメします。
②問題が解決しなさそう
最初にも書きましたが、クライエントさんが自分の力で問題を解決できるようになることが目標なので、カウンセラーが問題解決を代行することはできません。
これは、カウンセラーが介入することによってさらに問題が複雑になることを防ぐためです。
そのため、クライエントさん自身が前に進むことができなければ、問題解決は遠のいてしまいます。
クライエントさんが前に進めるようになるにはもちろんカウンセラーの技量が試されますが、クライエントさん自身の「変わりたい」「前に進みたい」という思いも大事になってきます。
また、悩みの内容によりますが1日2日で解決することはほとんどありません。
ある程度の時間を必要とするため、それなりの努力と根気も必要になります。
「絶対に、即座に問題が解決できます」と断言できないのは心苦しいですが、カウンセラーとクライエントさんの信頼関係が強ければ強いほど、解決までの距離が近くなることは間違いありません。
3、カウンセリングのメリットとデメリット
ここまでいろいろ紹介してきましたが、ここでおさらいがてら、メリットとデメリットをポイントで抑えていきましょう。
メリット
・心のデトックスができる(悩みを気兼ねなく吐き出せる)
・病気の予防になる
・自分の力で悩みを解決できるようになる
・問題解決の達成感を感じられる
・希望や勇気が持てるようになる
・人にもっと優しくなれる
・演奏の表現力が上がる
・本番力が上がる
・創造力が豊かになり、創作活動が捗る
デメリット
・事前の情報収集が必須である。
・自分の現在の症状や悩みによって専門機関が異なる
・カウンセラーとの相性によっては問題解決が難しくなる
・最終的にはクライエントさん自身で道を選び、決定しなくてはならない
・すぐに解決できるとは限らない(ある程度時間がかかることもある)
・クライエントさん自身のある程度の努力と根気も必要
・保険適用外で料金もピンキリである。
4、最後に
いまは書籍やセミナーなどを利用して独学で心理学やカウンセリングを勉強することで問題解決したりメンタルを鍛えることもできます。
デメリットとしては、自分に合った方法でないと少し遠回りになる可能性もあります。
しかし心の専門の知識を持ったカウンセラーからサポートしてもらうことで問題解決の近道になることもあります。
ある意味、「音楽を独学で学ぶかレッスンを受けるか」というのと同じような感覚かもしれません。
音楽の悩みも心の悩みも、「すぐに、必ず解決!」することはありませんが、あなたに合った方法で地道に前に進んでいける方法を選ぶことが大事です。
少しでも気になっている方はこの記事が参考になれば幸いです。
長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございました!
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