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自転車四国一周①はじめての愛媛

朝4時起床。朝食をすませて、5時過ぎに出発。中学の同級生が親切にも車で羽田空港まで送ってくれる。新調した(中古だが)輪行バッグの『オーストリッチOS-500』がかさばるので、助かる。

全日空カウンターにて、はじめて自転車を飛行機にあずける。緊張したが、スタッフの方々が家宝のように扱ってくれるので安心だった。タイヤの空気は抜かなくていいとのこと。大丈夫かな。

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あっという間に、松山空港!

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松山城、道後温泉とともに、しまなみ海道もいまや立派な観光名所になっているようだ。観光の目玉に掲げるだけにサイクリストにもやさしくて、輪行バッグは松山空港のインフォメーションセンターが無料であずかってくれるという。

かさばるから、ありがたい!

期間は1週間。延長は基本認めていないようで、それまでに四国一周を走り切らないといけない。

ただ、そういう基準が設けられているのなら、たぶん1週間で走れるのだろう。

自転車もいたって無事で、なんなく組み立ては終えたのだが。。。

暑い。すさまじく暑い。

日陰でぼーっとしているだけで、ポタポタと汗が地面に滴り落ちていく。

予想外だった。

6月の梅雨の間隙をぬって駆け抜けようという思惑だったが、四国は記録的な早さで梅雨があけてしまっていた。

空港から30分ほどでスタート地点となる愛媛県庁に到着。

先輩がスタートを見送りにきてくれた。8年ぶり。元気そうで何よりだ。

たまたま県知事が通りかかり、「これから出発?」と声をかけてくれた。

先輩が「彼、台湾も一周しているんですよ!」というと、「おーそうなの」と台湾とのコラボなどなど、しばし談笑。

強面のイメージだったが、人たらしぶりに政治家はやっぱりすごいなーと思ってしまった。

とはいえ、四国一周が観光資源になっていることで、今回、四国に興味がわいたのだから、ありがたいことだ。

さて、まずは今治を目指す。ちらっとしまなみ海道も走れたらいいな。
道にひかれたブルーラインには、目安の距離まで表記されていて、四国の気合を感じる。台湾一周(環島)を思い出す。

走り始めた途端、ハンドルのポーチにいれたiPhoneが「高温のため、、、」と遺言を残して死亡。スマホのナビは頼れそうもない。

もはや暑さは殺人的だ。

午前中だが、すでに30度は超えているのではないか。自転車はおろか、誰も歩いてない。

真夏のような太陽がジリジリと皮膚を焼く。こんな炎天下がつづいたら、果たして1000キロも走れるだろうか。

でも、いろいろ想定外であるほど旅は面白いはずだと切り替えて、心を奮い立たせる。

何はともあれ旅ははじまった。

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