見出し画像

瀬戸内の島への移住4年目、そしてゲストハウス運営9カ月目が終わる頃に

 来年の3月で、ぼくが瀬戸内海に浮かぶ離島だけで構成された上島町へ移住してからの4年目が終わり、5年目を迎えます。最初の3年間は、上島町役場で島おこし協力隊(地域おこし協力隊)として勤務しました。そして今年(2023年)4月から、弓削島でサイクリストを主な顧客カテゴリーとした「ゲストハウスみちしお」を運営しています。今は、ゲストハウス運営の第1期(1年目)の第3四半期が終わろうとしているタイミングです。
 ゲストハウスの運営状況は、7月後半の梅雨明けから盛夏、そして夏の陽気が長く続いた11月末までの秋の期間を通して、1年目としてはそれなりに、ぼちぼちとゲストに来ていただきました。12月に入り、先週あたりから梅雨時期以来のヒマにまたなってきて、振り返りや今後の計画のための時間を持てるようになりました。ひさしぶりにここnoteへ、明確な焦点をあらかじめ定めない記事を投稿したいと思っています。

 以前のここでの投稿でも書いているかもしれませんが、この場所での独立後における生活の柱、といいますか、日常の活動の柱が明確になってきました。①ゲストハウス運営(合同会社みちしおプロジェクト)、②NPO活動(特定非営利活動法人かみじま町空き家よくし隊)、③高井神島での地域貢献活動(一般社団法人なたおれの木)、④農地整備/ヤギの飼育、⑤イノシシの狩猟関連(弓削イノシシ捕獲隊)、以上の5本の柱です。とはいえ、現段階で最低限の報酬を生んでいるのは、①のゲストハウスのみ、なんですよ。このことは、貨幣経済のレベルでは痛いところですが、②以下の活動もたのしみながらやっていますし、将来への貨幣経済のレベルにとどまらない「種蒔き」であると考えています。

 独立前にこうなる、とはまったく予想していなかったことは、活動の単位が、補助金/助成金に申請したプロジェクトとなっている、ということです。これは、NPOなど社会貢献活動を含め、創業期に特徴的な、一時的なことなのかもしれません。
 来年3月までと、少しまだ期間は残っていますが、2023年度(令和5年度)の活動は、①みちしおプロジェクトが「ゆめしま海道をポタリングの聖地に」プロジェクトの始動(県助成事業)、②NPOが移住体験ツアー/尾道空き家再生プロジェクト(空きP)との連携(地域活性化センター助成事業)、③高井神島が愛媛大学・渡邉先生にご協力いただいた高井神島HP制作(日本離島センター助成事業)、④農地整備がイノシシ除けの防護柵(メッシュ)の設置(町助成事業)と、助成/補助とそれぞれ紐づいていました。事業の企画段階が、助成金申請書類の作成だったのです。

 来年度の2024年度(令和6年度)の準備も、それが補助金/助成金の申請というのであれば、すでに終わっています。①みちしおプロジェクトでは、台湾から「ゆめしま海道」へのサイクリストの誘客に動いてみます(商工会補助事業)。②NPOでは、本年度の空き家整備を継続しつつ、周防大島の宮本常一記念館の写真資料から上島町域で撮影されたものを調査し貸し出しを受けて、町で展示会を開催します(日本離島センター助成事業)。③高井神島については、ぼくの申請による助成事業ではありませんが、10年以上ぶりとなる移住世帯の実現、食堂の開設、マンガセミナー事業の整備を予定しています。
 来年も各事業について、記録としてこのnoteでまたそれぞれ、ご報告させていただきたいと思っています。

 NPOによる来年1月20日から21日の移住体験ツアー最終回への参加者を、あと1~2名の枠なのですが、以下のURLからまだ受け付けております。もしよろしければ、是非お気軽に、上島町へ遊びにいらしてください。
https://sites.google.com/view/migration-experience-2023

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?