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パラサイト

さすがでした。

「パラサイト」(アカデミー賞作品)の感想です。

大変疲れていたのですが、深夜から観始めました。開始数分ですっきり覚醒してしまうほど、テンポよく、退屈はしませんでした。

ネタバレ無しで書きます。

ハッピーエンドでもないのですが、何か観ている人に届けたいメッセージを私は感じました。

<ペンは剣よりも強し>です。人生において成功するには、ショートカットは無い、ということでしょうか。

主人公の貧しい家族は現状から抜き出ることは困難です。ただ回避できるとしたら、次世代への負の連鎖を断ち切ること。長男は遅ればせながらも、そのことに気付き、未来に希望を描きます。

長い長い年月、かかります。極貧か、一攫千金か、一か八かではなく、地道に志高く生きていくしかない、そんな若者へのメッセージを感じました。

コロナ禍でなかなか理想を掲げて、頑張ることが困難な世の中でもあります。今現在そんな渦中にいる人には届きづらい話かもしれませんが、せめて、小さな子供たちにはできるだけ早くそのことに気づいて、生きていってもらいたいと思います。

大人になりきってしまった時に、後悔しないためにも。


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