Google検索の新機能AI Overview日本上陸!日本への影響は?(2024年8月)
[2024/8/20追記:現在Google検索のランキングに不具合が生じています※公式のアナウンスより]
Google検索の新機能AI Overviewが8月15日(アメリカ現地時間)から日本でも利用できるようになりました。
2024年第2四半期、Google サービス部門の売上高は前年同期比12%増の739億ドル(約11兆9,579億円)に達し、絶好調なGoogle。
Google検索の4つの便利な機能、特に数日前から日本で提供がはじまったAI Overview機能について紹介します。
最後にAIによる検索の未来、日本はどうなるのか、私の見解もお届けします。
■ この記事を書いている人
・Webコンサルタントで、大学の非常勤講師。
・Webライティングの講義を担当している。
Google検索の4つの便利な機能
Google検索の4つの便利な機能について紹介します。
関連する質問
ハッシュタグ検索
AI Overview
動画検索(AI Overview)
「関連する質問」は2022年、他(「ハッシュタグ検索」「AI Overview」「動画検索」は2024年に導入された機能です。
一つずつ見ていきましょう。
・関連する質問
「関連する質問」が表示されたことにより、「関連する質問」の参照元から各Webページが見られる機会が増え、Webページのアクセス数が上がっています(当社のクライアントの場合)。
「関連する質問」は下のオレンジで囲った部分です。
ちなみに「関連する質問」の真上の目立つ表示(強調スニペット)は、最も役立つページだとGoogleが判断した場合に、ページの一部の情報を表示するものです。
とても目立つので、選ばれると強調スニペットからの流入が増え、通常検索部分とは桁違いのアクセス数になる傾向にあります。
・ハッシュタグ検索
Google検索で「ハッシュタグ検索」ができるようになりました。
「#ハッシュタグ」など「#」をつけてキーワード検索すると表示されます。
SNSの情報が検索結果に表示される。
通常の記事もハッシュタグがついていれば表示される。
Google Japan Blogでは、日本独自の機能であると紹介されています。
・AI Overview
「関連する質問」でお伝えした「強調スニペット」より上に「AI Overview」(AIによる回答)を表示してくれるようになりました。
下は私が「ドライヤー 故障 風が弱い」で検索してみた結果です。
(※私はキーワード調査ツールをいろいろ入れているので、普通の検索結果にはない表示があります)
「AI Overviewがあることで自分のページに来てくれる人が減るのでは?」
そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。
Googleの中の人 Hema Budaraju氏によると複雑な質問に対してのみ表示されるそうです。
かなり限定的とのこと。
AI Overviewは、5月にアメリカで導入された機能。
いまは、イギリス、インド、日本、インドネシア、メキシコ、ブラジルで展開中。
今後、世界に拡大していくそうです。
ちなみに「関連する質問」により様々なWebページのアクセス数が上がったように「AI Overview」によってWebページのアクセス数は上がると予想します。
ユーザーが「AI Overview」の参照元ページを見に行くからです。
・動画検索(AI Overview)
AI Overviewの機能の一つとして、Googleレンズを使って「動画検索」ができるようになりました。
動画検索とは何か?
CNETのYouTube動画「Google Expands AI Search to All Users」(※Google、AI検索をすべてのユーザーに拡大)ではGoogleの中の人が実践する様子が公開されています。
レコードプレイヤーを使っていて、プレイしようとすると照明が消えてしまい修正方法がわからない場合、様子を撮影しながら口頭で質問すると、瞬時にGoogleが解決方法を表示してくれます。
YouTube動画の該当箇所を下に紹介します。
動画検索の実践部分から視聴できます。(20秒間ほど)
Googleレンズの使い方については、2021年4月に知らないと損するおすすめ無料ツールとして紹介していました。
ページ内のGoogleレンズの紹介箇所にリンクする>
※動画検索については追記できていない状態です。
※動画検索したいときは、現状では言語設定を英語にする必要があるそうです。
Google検索の進化によって日本はどうなる?
私は日本ではAI Overviewをはじめとする便利な検索方法を使わない人が多いと予想します。
せっかく便利な機能があっても知らない人が多い。
知っても操作方法がわからずあきらめる場合がある。
従来のやり方に固執する傾向にある。
IT関係の人間でもない限り、IT化についていこうとする人は少ないと考えます。
いままでの傾向から。
超高齢化社会であることも一因。
※もちろん、すべての高齢者が該当すると言っているわけではありません。
まとめ
Googleはより良い検索体験を提供するために改良されていっています。
ここでは4つの便利な機能を紹介しました。
関連する質問
ハッシュタグ検索
AI Overview
動画検索(AI Overview)
特に、動画検索は革新的!
「Google検索が進化していくけど、日本への影響は?」
私はせっかくよい機能がリリースされても日本では使わない人が多いと予想します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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