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許可なく公開?著作権を侵害しない方法Q&A【実例あり】

[2024/2/5追記:一箇所誤解を招く表現がありましたので、訂正しています(該当箇所に記載)]

AIは人間の著作物の集まり。
AI時代、著作権への関心が高まっています。

いただく質問のなかで一番多いのは著作権関係です。

著作権を侵害しない方法、この堅い話を明るく語りたい!

私はWebコンサルタントで、大学の非常勤講師をしています。
大学ではWebライティングの講義を受け持っています。

Webの世界の著作権について、著作権を侵害しない方法、具体的なQ&Aまで紹介しましょう。


1. 著作権を侵害にしないために

1. 著作権者に確認しよう

Web上のコンテンツには、利用規約があります。
利用規約ページを確認しましょう。

許可されている場合は、指示どおりに使用させてもらいます。

引用は許さないとしているサイトもあります。

[2024/2/5追記]---
「利用規約に従って使用する」などのボタンをクリックしている場合は、引用は許されません。
しかし、ただサイト上に書かれているだけの場合は引用できます。

著作権専門の弁護士さんから教えていただきました。
ありがとうございました。

ここから先の文章で私は「許可を得る」ことをすすめています。
著作権以外にもさまざまな権利がありますので、トラブルを未然に防ぐためにとの考えから述べています。---

2. サイトに利用規約が載っていないときはどうすればいいのか

直接お問い合わせフォームから問い合わせます。

問い合わせて許可をもらえたら、許可されたとおりに使用します。

文章は引用のルールに従っていれば連絡の必要はありませんが、画像についてはプロカメラマンが撮影している場合など、後から料金を請求される可能性があります。

ページ名については、利用規約以外に、サイトのご利用にあたって、リンクについてなど他の名称の場合もあります。
サイト下部のわかりづらいところに掲載されていることが多いです。

2. Q&A

ここからは具体的に回答します。

1. 相手に気づかれないよう微妙に言い方を変えて同じ内容を公開してもいい?

公開しないでください。

他者が書いた内容を自分が考えたかのように書くのは犯罪です。
相手に気づかれてやましいなら、やめましょう。

最近ではコピーサイトだけでなく、酷似しているページに関しても、Googleは一つしか表示させなくなってきています。

せっかく書いても、検索エンジンに載らない記事になる傾向にあります。
無駄な行為なので、やめたほうがいいでしょう。

2. 他者の意見を参考に自分なりに考え、新しいものにして公表することはいけないことか?

いけないことではないです!

他者のWebページを読んで着想を得て、オリジナリティの高い自分の文章が出来上がる場合があります。

ただし、「参考」として、参考にした記事を必ず明記してください。

自分で一から考えたものだと誤解を与えてしまうからです。

私は文化庁のページを参考に本記事を書いていますので、本記事の最後に参考として文化庁のページを紹介しています。

3. 事実や短い文は人とかぶってしまうんだけどどうすればいい?

事実や短いフレーズなど、誰が書いても同じになる場合は、そのまま書いて問題ありません。

歴史、事実、ニュース、短いフレーズは著作権の対象外です。

当たり前すぎること、独創性のない場合は著作権侵害に当たりません。

4. 料理の作り方の手順部分をごっそり引用してもいい?

サイトを確認し、指示に従ってください。
折り紙作家のカミキィさんの利用規約ページがとてもわかりやすいです。

具体的にこう使ってください、この場合は許可、この場合は許可しないと明記されています。
折り方のプロセスの公開はお止めくださいと明記されています。

カミキィさん「作品利用について」>

5. 引用の仕方を教えて

例を載せます。
人様のページだと問題かと思い、自分の記事を引用してしまっています(笑)。

引用部分は引用とわかるようにし、サイト名、タイトル、URL、参照した年月日を記載します。

私が文章を書く上で、最も心がけていること。
それは「頑張ればできることなのに誰もしないこと」をとことん頑張ることです。

細部まで調べて書く努力は、誰でもできる努力です。
しかし、誰もしない努力です。

参照:片桐光知子「Webライティングの教育を広めたい」参照2023年10月9日

引用のルールは5つあり、すべてにあてはまれば問題ありません。

  • 引用する必要(理由)がある。

  • どこが引用かわかる。

  • 自分の文章が大部分で引用は一部。

  • 出典を明記する(サイト名、タイトル、URL、参照した年月日)※Webの場合

  • 改変しない。

ただし、前述のとおりWebコンテンツには利用規約がありますので、著作権者の許可を得て、指示どおりに使用しましょう。

3. 相手の立場に立って考えよう

最後に、私が心を打たれた著作権協会さんの著作権についての言葉を紹介します。

もし、自分の文章や写真、絵やイラストを勝手に利用されていたとしたらどうでしょう?自分にあてはめてもう一度考えるべきだと思います。

このnoteの世界はクリエイターさんたちの独自のオリジナルの世界なはずです。
その独自作品に他人の作品を利用すること自体、
すでに創作者ではないと思います。

著作権協会さん「317.noteでの写真無断使用写真の盗用・無断使用を許さない。著作権侵害への対応。」参考2023年10月12日

上記ページ以外にも、意外とやっている人が多い犯罪について多く紹介されている有益なnoteです。

4. まとめ

Webの世界の著作権について語りました。
違反しない方法は簡単です。

  • 許可を得る

  • 指示どおりに使う

参考:文化庁『令和5年度著作権テキスト』(https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/pdf/93908401_01.pdf) 参照2023年9月10日

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
と、ここで終わるところ、サイトのご利用にあたってを入れてみます!

5. サイトのご利用にあたって

1. リンクについて

記事はすべてリンクフリーです。

文章・画像を引用する場合、リンクを貼っていただければ問題ありません。
「片桐光知子」提供のものであることを認識できるように表記してください。

(※ただし、公序良俗に反するサイト、アダルトサイトからのリンクはお控えください)

2. お問い合わせ

内容については、コメントにお寄せください。
その他のお問い合わせは、ページ下部の「クリエイターへのお問い合わせ」、またはXのDMまでお願いします。

以上です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

お礼
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Webにおける著作権について、より詳しくは拙著『一生使える Webライティングの教室』で紹介しています。

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片桐光知子
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