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ロックダウン緩和の頃に見る、日英マスク事情と家族のつながり

コロナも落ち着いてきて、終息の予感でしょうか。

第2波の恐れもあるとのことなので気は抜けませんが、ロックダウンが始まって12週が経ったイギリスも、やっとお店が徐々に開き始めています。

すっかり出無精(デブ症?)になってしまった私は、相変わらずエッセンシャル(食料・薬など生活に不可欠なもの)を売るお店以外は行っていないのですが、今週から洋服屋さんなどノンエッセンシャルのお店もオープンし始めました。

いやそれにしたって、コロナのもろにピーク中もそうでしたが、イギリス人はあまりマスクをしてないです。
お店などの室内に行くと、たまーにしてる人いる?というぐらい。

今週から一応、公共の交通機関に乗る際は、マスク的なもの(=Face covering。スカーフとかでもよし。「Face Mask」がいわゆるマスクです。)の装着が義務付けられています。
なので乗り物に乗る時にはつけているのでしょうが、街中ではあまり見かけません。でもこうして、公共機関だけでも義務付けられたことで、マスクもこれから増えていくでしょうね。

一方「日本はマスクなしでは外に出られない」なんて聞きます。マスクで肌荒れが気になって、痛いぐらい!という声も、お店を通して届きます。
義務付けなくたって、みんな付けてくれる。
この違いはなんでしょうか。


イギリスは、マスクの習慣がないというのは大きいし、
慣れないからUncomfortable(心地が悪い)だと思ってたり、高いし手に入りにくいというのもあるかも。「本当に意味あるの?」と半信半疑に思っている人もいるかも知れません。

日本人は衛生や感染予防に対する意識が高く、Uncomfortableであっても、きちんと飛沫感染予防をしようという気持ちがある。ちゃんとマスクもつけて、手洗いしましょう、と言われたら、ちゃんとやるんですよね。

イギリスは欧州一の死者数が出てしまいましたが、そういうところも関係してるのかなと、考えさせられます。


政府が同じことを言っても、自分の判断や気分で違う風に感じたら、言うことを聞かないのがイギリス人。そんなに肌荒れしたら、マスクをつけない人も多いと思う。
日本ではマスクをしてないと他人の目が厳しい、というのもあるかな。

ここにも、日英のキャラクターの違いが出ていると感じました。


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話しは若干変わって、イギリス良いなと思ったところ。

このロックダウン中、イギリスのニュースを見ていると、イギリス人の家族のつながりの濃さがよく分かります。

ロックダウンによって、親に会えないとか、孫に会えない辛さといったことがインタビューで切々と語られていたり、

「会えない分、Zoomでファミリーミーティングしてます♡」とか
「窓越しに、親に会いに行って、孫をみせてます♡」

という映像が数多く取り上げられたり。
3か月会えないぐらいでも、5、6年会ってないみたいな雰囲気。
日本だと、結婚した後に親に数か月会わないのは普通だったりしませんか?

皆がみんなではないでしょうが、イギリスは、普段から週末に集まったりと、家族の結束が固くて、仲良しなんですね。それでも、日本で聞くような嫁姑問題もあまりなさそう。イギリスの素敵だなと思った一面です。

対照的なことに気づくと、ついついどちらがいいか、善悪や良し悪しを判断をしようとしてしまいがちですが、自分と違う価値観の存在に気づいたら、否定せずに、観察する。
それぞれの良いところを取り入れて、良くないと思えば変えていく。
柔軟に、どんどん良いとこ取りをしていきたいものです。
グローバル化って素敵★

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