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【ワーホリ】マッサージ屋さんで働けるようになったと思ったら経営がガバガバだった

オーストラリアコフスハーバー在住。

運良く近所のマッサージショップで働けるようになったのが数週間前のこと。

ファームとマッサージ、状況に応じて二つの仕事を掛け持ちできるということで金銭面でも落ち着いた暮らしができるかと思ったのだが…


この中国式マッサージ屋のオーナーは、

どこまでもいい加減だったのである…


不満について列挙すればキリがない。


まずオーストラリアの公用語である、英語でのコミュニケーションがほぼできない。

にも関わらず英語を流暢に話せるスタッフを置いていない。

そのためお店では最も英語が喋れる僕が強制的に受付をすることになる。

本来オーナーがやるべきであろう電話含む英語関連の応対を、全て押し付けられるのだ。

しかし僕もお店のシステムやら何やらを全て理解しているわけではない。

何か不明な点があればオーナーに指示を仰ぐのだが、僕の質問している内容が分かってないのにも関わらず、聞き返さずただただカタコトのよー分からん英語を喋り続ける。同じ言葉を二度三度連呼なんてこともよくある。コミュニケーションができないタイプのテンプレやかましおばはんなのである。

Google翻訳を使うようになってからはある程度意志の疎通はできるようになったが、それでもこっちの意図が通じない場合もある。なんでやねん。


意思疎通が取れたとしても、僕の疑問が解決するとは限らない。

なぜなら、オーナーさえもお店のシステムなど基本的なことをよく分かっていないのだ笑。

全てなぁなぁの状態でオープンしてしまっているのである。


僕が働き始めて2日目、クレジットカードを読み込む機械を導入したが、なぜか使えない。

機械の会社に電話をしてみたところ、どうやらその機械と銀行のアカウントが紐づけられていないらしい。本末転倒である。


その旨をオーナーに説明すると、「OK」と言い、

特に問題を解決するようなそぶりもなく、

もう一人の従業員のおばはんと笑いながら世間話を始めた。


おそらく僕の伝えた意味が分かってない。

OKじゃねぇよコラ。


オーナーの話し相手でもある、もう一人の中国人のおばはんについては「Hello」すら通じないので、もしかするとこっちの方が厄介かもしれない。

こっちが中国語が話せないにも関わらず中国語で、かつ大陸仕込みの強い口調でこちらに話しかけてくる。

当然相手が何をしたいか意図が分かるわけもなく、「Sorry, I don't understand」と言ってGoogle翻訳を取り出そうとすると、舌打ちをしてどこかへ行く。なんやねん。

それでも聞いたところによると、このおばはんはこの国に永住するつもりらしい。せめて英語でコミュニケーションを取る努力はせぇよ。ましてや接客業やないかい。


その他の従業員は、台湾人の女の子二人組。英語は少しだけ話せる。彼女らがおばはん圧力からの唯一の癒しだが、二人とも僕と同じようにファームの繋ぎで働いているだけなため、毎日はお店に来ない。


ではなぜそんなお世辞にも良いとはいえない環境で働いているかというと、

給料が良いと思ったからである。

マッサージは基本的に歩合制。テストを終えた日に、給料はどのようになっているかオーナーに確認を取ると、

「1 hour, fifty dollar」

とカタコトのアンサー。

1時間50ドル。

田舎町のためお客さんの入りは少ないが、一回のマッサージあたりでもらえるお金としてはかなり良い方だ。

良い給料とめんどいおばはんとを天秤にかけても、優先されるのはお金。やや人間関係に寛容になればかなり貯金できるだろう!

と思っていたのだが…


迎えた最初の給料日。

おばはんから給料を支払うので銀行の口座を教えてとの発言。

おばはんは英語が話せないだけでなく機械にも弱い。

やり方を逐一教えながら振り込む数字を入力する画面まで辿り着く。

そしておばはんは、僕の給料となる金額を打ち込んだ。


なぜか僕が自分で計算したものと数百ドルの開きがある…


明らかにおかしいと思ったので聞いてみた。

僕「1 hour fifty dollars, right?」

カタコトの英語が返ってくる。

おばはん「1 hour fifty dollar」

1時間50ドル、間違いない。

しかしそれにしては少なすぎる…


そして、僕は衝撃の事実を知ることとなる。


紙に何かを書いているおばはん。

そして、

「1 hour fifty」

と言いながら、紙に書いた数字を僕に見せた。


30


・・・


お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛い゛だぁ゛れが30をフィフティーい゛う゛ね゛ん゛!!!!




それ以降店には行っていない。



お客さんの入りを考えるとここにいても一日に100ドルも稼げない。

執筆活動やらに精を出した方が良いだろう。


ちなみにGoogleでの評価を見たところ、既に星1の低評価がついていた。

大丈夫かおい。


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