義理歩兵自伝 廃工場ビフォーアフター

(「義理歩兵自伝(1)」はこちらへどうぞ!)

そして最後に、わたしがデザインをして、大卒浪士とせっせと工事をしたあの汚かった廃工場。その現在の姿をお見せします!
まずはアフターの前に、ひどかったビフォーの状態をご覧下さい・・・・!

手伝いに駆けつけてくれた最高にステキなアンティーク家具屋さんのメンズたち!♥と、そこで指揮官気取りでつなぎを着た俺(笑)

天井を白く塗り始めるも、まだ最悪の状態。
わたしの頭には完成が見えておったのです、しかし・・・
あまりに無茶だと言われ続けていた時期でした。
この階段をこのあと壊して取っ払い、手で階段を作ると豪語していた頃でした・・・・・・そして本当にやったけれども!!

階段その他の材料にと、近くの解体工事現場に行き「くれや」と頼んでもらってきた木材たちです。

作り途中の、オラたちの手作りの階段。
あの、瞬間最大IQがはね上がって頭だけで構造を練って、そのまま作った階段でござるよ!この瞬間の私はダ・ヴィンチとタメ線張れる天才だったと思うんだ、自分は多分、このときに何かを使い果たしてしまったんだ・・・

望むデザインのためには壁にどうしても厚みを出さざるを得ず、壁の全てにブロックを積むという苦渋の決断をして決行。
大卒浪士が根性で積んで終わらせた壁です。

衝動買いしたアンティークドア。右側の小部屋がシャワールーム。
シャワールームの壁のガラスも古い日本の家屋から外したサッシ窓。
シャワールームのドアの蝶番を組み込むための木彫りも、ノミを使ってわたくしめが手で行いました。当時、自分を工事の神だと思っていたため怖いものがなかったのです(アホ)
そして、無事成功したのですよ・・・!

木製の窓を白く塗って塗って・・・

猫脚のヨーロッパから輸入されたというバスタブを拾ってきたはいいが、
水道管が通っていなくて置きたい位置に置けないことが判明。
しかしわたしは諦められず、
じゃあ水道管通してやんよ!!
ということで、コンクリートの床をを切って通することに・・・
しかし今度はコンクリートカッターが高くて借りられない。
じゃあ手で掘ってやんよ!!!!
ということで、ドリルとハンマーとノミでコンクリートを人力で掘り進める方法を考案、写真のように実際にコンクリートを壊して、このあと温水と水用の管を通して、この場所を本当にバスルームにしてやりました。
最高の達成感、最高の充実感だった・・・・・!!

ひどい有様。
これを美しいスタジオにできると本気で思って没頭できた自分の無茶ぶりが、わたしは好きだ・・・!!

さて、このひどかった場所が、一体どうなったのでしょう!♥♥♥

こうして無事、白い漆喰塗りの、ヨーロッパ古民家風の空間になりました。

工場だったことなど、忘れてしまいそうな美しさ・・・!

この右側のキッチンの木の天板は、あの民家を解体したあとの廃材をもらってきたもの。古材のいい味が出ています。

そして、あのコンクリートを手掘りして水道管を通したバスルームはといえば・・・

こうして何事もなかったかのように猫足バスタブが収まって、思い描いたとおりの場所になりました。

現在、ここを当時夢に見た撮影スタジオとして運営しております。この他にも写真がいっぱいなので、是非にも見てみてくださいませ!!!

https://lenuvole.site/

モデル写真撮影や、CM撮影等にご利用いただけます。もちろん一般の方もどうぞ!

自伝を読んでくださった皆様が少しでも楽しんで下されば・・!という思いで載せてみました。ここまでお付き合いくださり、心から感謝です。
ありがとうございました。

毎日無料で書いておりますが、お布施を送っていただくと本当に喜びます。愛と感謝の念を送りつけます。(笑)