見出し画像

思ってるより身近な癌の話

妊娠前から数年間、子宮頸がん検査で引っかかっていた。

軽度であれば「検査結果で軽度って言われた!」ていう方もたまにいるが、私の場合数年間軽度の状態から、育休からの復帰のストレスからか中等度→高度異形成に3ヶ月でランクアップ。

今回は、その手術などの体験を経験談として誰かの役に立てばと思い、まとめておく。

高度異形成とは?

高度異形成は「前癌病変」という扱いになり、このまま放置しておくと癌になるよという状態で、早いうちに変異している細胞を取っちゃいましょうということに。(がん保険とかも項目に入っているかも?私は普通の医療保険だけで足りたので特に確認せず)

手術の方法は2種類

手術は2パターン合って、子宮の入り口を円錐型に切除する方法と、レーザーで焼いて蒸散させる方法。

切除パターンだと、仮に妊娠出産が今後合った場合に、子宮口が切り取った分薄くなっているので早産などのリスクが高まるそうで、ひとまず私はレーザー蒸散を選択。これで異形細胞がまた出てくるようであれば、今度は円錐型切除の手術を受けるという二段構えに。

入院まで

入院前の検査や手続きを手術1ヶ月前くらいに行った。全身麻酔になるので、心電図やレントゲンなどで体に異常がないかチェック、麻酔科の先生と過去薬の副作用がないか、今常用している薬は何かなどの確認をした。また、保健師の方と気になることやメンタル面などのヒアリングもあった。

入院

入院は2泊3日。木曜の朝に病院について土曜の午前中に退院だった。手術は2日目金曜のお昼頃。術前は絶食のため、金曜の午前中は何も飲み食いせず、水分補給のための点滴をしているのみでした。それ以外は割と自由で、家事育児しないでご飯が出てくるのを良いことに笑、結構エンジョイしたひとり時間だった。

手術〜術後

手術は、開腹などないので、手術室に入ってから目覚めるまで1〜2時間程度だった記憶。普通に歩いて手術台までいき、そこで麻酔をかけられ気づいたら全部終わっていた。術後1〜2時間は軽い生理痛のような痛みを感じたが、夜には痛みもなく落ち着いた。とにかく晩御飯までお腹が空いて仕方なかった笑。粘膜が傷ついた状態なので、この日から約1ヶ月間出血していた。

退院後

退院後は1ヶ月間ずっと生理終わりかけのような出血が続く。生理が重なったりもして、なかなか煩わしかった。また、産後のように、細菌感染などのリスクがああるため湯船に浸かることができない。

術後の検査結果

手術中にもっといろんな箇所の細胞を採取し検査をするのと、その手術時の細胞とは別で、傷がふさがった状態で再度細胞を採取し検査を行った。

手術中の細胞は、中等度以上の細胞は見つからなかった。術後の傷が塞がった時点の細胞も、異常は見つからず、これでひとまず手術は成功ということとなった。一安心。

余談:保険について 

入院手術の費用は、そんなに大金ではないが、医療保険に加入していたので請求をしたところ、全額まかなえた。入っている人は必ず請求した方がいい。

ざざっとまとめたましたが、これだけは言いたいこと。

とにかく定期的に子宮頸がん検査は受けてください!早期に見つかれば、簡単な手術で終わるか経過観察だけで済みます!でも放置したら癌に進行してしまう。女性は必ず検査を受けてください!!

今回、早期の癌ではない段階だったからよかったものの、身内にも子宮頸がんで亡くなった人もいて、癌と死というものがとても近く感じられる出来事だった。これが進行していたら?と思うとゾッとする。小さい我が子と夫を残して死ぬことがあってはならないと、心の底から思った。とにかく検査をすること。これだけは言いたい。

この記事が参加している募集

#最近の学び

182,276件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?