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Rogha / 撰んだ話

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気になった中から撰んで
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#日記

空へと手放すために。

自分の外側にいま存在する、何かのために、誰かのために、詩を書く、のではなく。 わたしが忘れ、別れようとしていた、何かに、誰かに、わたし自身に、ふたたびふれるために。そして、ほんとうの終わり、を確かめるために。 刻一刻と移ろい続ける外の世界へと急いで飛び出すかわりに。自分の内側をどこまでも旅するように、眼を閉じる。 内側の旅の奥には、これまで通過してきたすべての風景のひかりや音、書物の文字が深く沈み、ときには気まぐれな風のように流れていて。 それらの色と囁きと痕跡の幻を

Vol.01 ようこそ「ボナペティー党」へ

旨いモノは何でも記録するが国政には一切影響しない団体「ボナペティー党」の党首、ヤスノリンコ・パンガスキーだ、こんちは。昨日投稿した「秘密結社PGS(パンが好き)」のチーフエージェントと同じおっちゃんである。兼任だよ兼任。一時期AKB48の活動もしていたNMB48の白間美瑠(しろまみる・みるるん)みたいなもんやね。 こちらは昨日投稿した秘密結社PGSの日記だ。パン好きにとっての屈辱の歴史を学んでくれたまえよ。 ちなみに、ボナペティー党の秘書は三毛猫みかんである。 ワタシが

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神戸岡本ゆる散歩

noteでもっと普通の日記が読めるようになるとうれしいやんって話

もうほんとタイトル通りの話で、ワタシはnoteでもっと「ごく普通の日記」を読みたいと常々思っている。先日Twitterのタイムラインに、同じ趣旨のツイートが流れてきて、激しく同意、100%賛成したので一筆ここに記してこうかなと。 長らくTumblr.を使っていて、そちらで日記ブログをフォローしてはどこの誰かもわからない老若男女の日常を読み漁っていたんだけど、noteでもそれと同じようにもっと普通の日記が読みたい。noteという場所は、そもそもがクリエイターが自身の作品を発表

ただ並べたかっただけ。桜が今年も綺麗だったから

島根・大森町(撮影:小松崎拓郎) 東京・上野公園の咲き始め 桜が咲いたら私たちはそれを「春」と呼んでいい 色づいたら止まらないから 所変わって宮崎 桜並木抜ければ 夕陽浴びて 時は来たれり 満開になるは中目黒 心奪われ 撮り撮られ ため息とまらない 刻一刻 そろそろ桜、ひらり、はらり ただ並べたかっただけ。桜が今年も綺麗だったから。

鈴木みそ【マンガ家の生活】 vol.68押し詰まってまいりました

メリークリスマス。 今日くらい更新してくれてもいいよね。というメッセが飛んで来ました。 ああ、そうだよね。メルマガもたまには更新しないと、使ってないWindows7のマシンみたいに、電源いれても動かなくなってることに気がつかなかったりして、こんなでっかい飾りを机の下に何年も置いておいたことにびっくりしたりするからね。年末はいろんなものを断捨離するチャンスでもあるから、ってメルマガはそういう扱いですかすいません。 去年はまだガシガシ更新していたんだけど、今年ガクンと減ったのは、

人が足を運ぶ場所

8月、関西へ引っ越して初めて両親が私に会いに来ました。 新しい部屋の具合を確認しつつ、「せっかくだからどこかへ出かけたいな」という両親は、普段田舎街にこもりっきりだから、久々に都会の空気を感じに来たんだろうなと、私は毎日仕事が忙しかったけれど、たまの親孝行もいいかもしれないと彼らの観光に付き合うことに。 ただ如何せん関西の夏は蒸せ、暑さ×人混みで疲れることしか予想できない街に繰り出すのはいささか辛く、どこに行こうか迷った末、人がさほど多くない場所で最近SNSでもよく見かけ

言霊があるとしたら、音の葉に4音を乗せて

あの頃見ていたみなとみらいよりも、少しだけ空が狭くなったなぁ、と私は思う。吹く風の気持ちよさは変わらないのに、通り抜ける道幅が狭くなっちゃうなんて。つまんない。 何度もなんども繰り返し話してきたことばたち。「どうして書き仕事をはじめたんですか」なんて、用意していた答えばかり。言いすぎてそれが本当のことみたいになってきちゃったよ。 「家がないんです」なんて、ホントかウソかで言ったらウソで、厳密にいえば「実家がある」。日本人だからどこかに住民票登録しなくてはいけないし、税金だ

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水色ともちゃんのちょっとわかりづらい話

「見る」と「写真」の関係性。ヨガにつながってた。

写真を撮る時、カメラとレンズのある程度の仕組み と機能、使いかたを理解してしまえばそこから先は 特に新しく学ぶべきことはないそんなに気がします。 でも、それだけでは上手に写真が撮れません。 「見る」練習をしなければならないのです。 「見る意識を変える練習」といったほうが良いかもしれません。 見る意識のポイントとしては「光」と「距離感」。 今日は「光」について書いてみます。 私たちは(目が見える人は)あらゆる光の中で生活しています。 蛍光灯の光の中や晴れた日の太陽光、曇り空