MISATO

文章を書くのが好きで、10代から書き続けている詩や、昨年くらいから始めた短歌をここで発…

MISATO

文章を書くのが好きで、10代から書き続けている詩や、昨年くらいから始めた短歌をここで発信できたらと思い、始めてみました。スポーツ観戦、カメラ、クイズ、音楽や映画、演劇、そしてドラえもんが好きです。SNSなどの使い方にはめっぽう弱いですがどうぞよろしくお願いいたします☆

最近の記事

【詩】野球〜秋の訪れ2〜

じゃあまたなと微笑む笑顔を残し 踵を返す彼の背中を ずっとずっと追いかけてきた 今もなお 追いついたとは思っていないけど 本当は まだまだ追いかけたいと思っているけど 頭の中に散りばめた 彼に贈るはなむけの言葉を そっとそっと拾い集めよう 24'9.24 *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜* 好敵手(ライバル)と呼ぶにふさわしく 悔しい思いをさせられたことは幾度となく リベンジ誓った思いははてしなく大きく 言いたいことは少なくなく 形にならない思い

    • 【詩】野球〜秋の訪れ〜

      湿度たっぷりの空気を含んだ風に 真夏が未だに居座っていることを 思い知らされるというのに 去りゆく男たちは 少し寂しそうに笑いながら 秋の訪れを告げる その背中を追いかけてきた若者たちに 奪われた栄冠を取り戻す未来を託して 24'9.12 *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜* 好敵手 まさに彼は私たちにとってそうだった 豪快さが売りかと思いきや 時に繊細な動きを見せて 私たちを唸らせた 憎き相手ではあるけれど どこか憎めない一面が垣間見え それ

      • 【詩】高校野球の詩(うた)_2

        終わった夏と 終わらない夏が交差する 秋というにはまだ暑すぎる青空は 彼らを勝者と敗者に隔てず 強い陽射しで讃えるように照らし続けた 2024.8.23 *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜* 俺たちの夏が終わっても またやって来る次の夏のために 何かを残しておきたいと願う 俺たちの夏は終わったけど またやって来る次の夏のために 何かを残せたのかは 結局わからないけれど きっとこの夏を越える 大きな夏になると期待する ありがとう 頼んだぞ 20

        • 【詩】高校野球の詩(うた)

          繋ぐ 繋がる 思いを繋ぐ 繋ぐ 繋がる 打線を繋ぐ 繋ぐ 繋がる バトンを繋ぐ たくさん繋いできたしるしである その足跡は消えることなく 今までも これからも この先もずっと繋がれていく 2024.8.17 *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜* 心地よい痛みが身体の中を駆け抜けて もういいじゃないかと 荷物を下ろしたいもう1人の自分が誘惑する 魔が差すとはこのことか ふと我に返ると そっと肩に手を置いて微笑む仲間がいた 本当は こんなところで

        【詩】野球〜秋の訪れ2〜

          【詩】スポーツ/季節と共に君を想う_5

          夢見ていたその先へ 手を伸ばしたその瞬間 何かがぱちんと弾けて消えた もう少し続きを見たかったのに 目覚めてしまった時のように 終わったんだ 終わってしまったんだ 虚無感に身体が包み込まれる きっと それを剥がしていくには 時間が必要 だけど 終わったならまた始めればいい 始めればいいんだ 2024.8.6 *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜* 100年分の想いを染み込ませ その先の100年へとバトンを渡す夏は 今までがそうだったようにこれからも

          【詩】スポーツ/季節と共に君を想う_5

          【短歌】季節と共に君を想う_7

          定時後に 思いの丈を握りしめ 7月7日 会いたいのは君 2023.7.7 *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜* 憧れて 目指した存在(ひと)と肩並べ 世界の頂目指すこの夏 2024.7.23 *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜* 風に散る 幼き頃の思い出を かき集めては抱きしめ眠る 2024.7.23 *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

          【短歌】季節と共に君を想う_7

          【詩】季節と共に君を想う_6

          今でも鮮明に思い出す 休み時間や放課後に 他愛もない会話したこと 自転車漕ぎながら 学校の帰り道に笑い合ったこと 友達と恋愛が全てかのような毎日 そんな思い出たちと共に 彼女は大切な宝物だ これからもずっとずっと変わらずに 24'7.3 *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜* それは とても小さな小さな積み重ね 小さな小さな「今日」が 少しだけ成長した「明日」になる 明日はその「明日」が「今日」になり また小さく小さく積み重ねる そして毎日小さく

          【詩】季節と共に君を想う_6

          【詩】野球と日々想うこと_4

          久しぶりにぽっかり空いた4日間 予定だけではなく心もぽっかり小さな穴 あるべきものがないのは やはり寂しいものだ おかえりを早く言いたくて ただいまを早く聞きたくて 24'6.18 *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜* リンゴアメヨアリガトウ キミのおかげで 私の夢は赤い情熱を帯びてまるまると膨らみ 誰かに語りかけようとしているよ まるであの頃のキミのように 07'2.11 *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

          【詩】野球と日々想うこと_4

          【詩】季節と共に日々思うこと

          咲き始めの紫陽花のように 薄く色づいた僕の心は 揺らぎ揺らぎながら 明日にはまた今日より色濃くなり その存在をゆっくりと確かめる 僕はここにいる 24'6.5 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜* 後悔したくないと思う裏で 今あるものを失うことを恐れている 今からあるものを失うことを恐れている裏で 後悔したくないと拳を握りしめる どちらが表でどちらが裏か いや両方とも表なのか 両方とも裏なのか 結局は踏み出せずにいる意気地のなさと 傷をなめ合い立ち止まったまま 僕はどこへ行

          【詩】季節と共に日々思うこと

          【詩】季節と共に君を想う_5

          おはようが言いたくて お疲れ様が言いたくて おやすみが言いたくて 応援してるねって言いたくて でも言えなくて 心の中の君への手紙はどんどん膨らんで いっそ弾けて消えてしまえと思うくらいけど 決して消すことのできない思いたち 出せない手紙が山のように積み上がる 24'5.21 *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜* ドラマの中の花火を見て 君のことを思い出す また今年も夏がやってくるけど 君と花火を見たいという夢は 花火のような君の笑顔を見たいと

          【詩】季節と共に君を想う_5

          【詩】スポーツ/季節と共に君を想う_4

          君と肩を並べて歩く駅までの帰り道 2人の間にある微妙な距離感 近づきたいのに近づけなくて ああ きっとこれは 心の距離を表しているのかもと 少し寂しくなる お互いにバリアを張っているわけでもないのに 縮まらないこの少しの距離を どうやって取っ払うかと考えているうちに また今日も サヨナラの時間がやってくる 今度会えるのはいつだろう 24'05.03 *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜* 晩春の風か はたまた初夏の風か 若い緑の葉っぱが揺れて 爽やかな

          【詩】スポーツ/季節と共に君を想う_4

          【詩】野球と日々思うこと_3

          ほんの少し前までは ふんわりとした花びらで賑わっていた桜の木 今はもう葉桜たちがひらひらと泳ぎながら 初夏の風を受けている きっと そうこうしているうちに 初夏もいつの間にかいなくなって ホンモノの「夏」がやってくる 「俺たちの」夏が やってくる 24'04.29 *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜* ふわふわ ふわり ゆらゆら ゆらり 泡のように 雲のように 綿菓子のように シャボン玉のように 触れようとすると 消えてなくなるもの だから必死で追

          【詩】野球と日々思うこと_3

          【詩】季節と共に君を想う_3

          ひらひらと舞い降りる桜の花びらは やわらかな日差しを浴びていて それはまるで雪のようにきらきらと 輝きを放っている 眩しすぎて胸をギュッと掴まれたような そんな感覚にハッとして こんな景色を君にも見せたいと また思ってしまう自分がいる 24'04.17 *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜* ヒトヲオモフトイウコト とても切なくて愛おしくてかけがえのないこと 自分の気持ちに余裕がないと生まれないもの だから 人を想うということは 自分を大切にすること

          【詩】季節と共に君を想う_3

          【短歌】季節と共に君を想う

          新しい 時代が来ても 定番の桜ソングは色褪せることなく *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜* 桜降る 肌寒い夜に会いたくて 叫んでみても心届かず *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜* 春きらり 陽だまりほほ笑む桜道 笑顔の君と いつの日にか *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

          【短歌】季節と共に君を想う

          【詩】野球と来る季節に君を想う

          1年目の春は満開の桜を横目に 2年目の春は数輪咲き出した桜と蕾を横目に 優勝旗をかけた闘いに挑んだ君たち 悔しさを胸に刻み 少し伸びた背に少し大人びた笑顔で またここに戻ってきたのに 雪辱を果たすと誓って またここに戻ってきたのに 悔しさは苦しみとなり 叫びとなり 涙となり その雫をグラウンドに落とした 涙の雫を吸い込んだグラウンドは 君たちの刻んだ足跡の記録を決して忘れはしない たとえ1番にはなれなくても 君たちの歴史は ずっとそこにいる 24'3.31 *〜*〜*

          【詩】野球と来る季節に君を想う

          【詩】野球と日々思うこと_2

          君はいつもそこにいる 春も夏も秋も冬も 変わらずずっとそこにいる そびえ立つスコアボードと観客席 どこまでも広がるグラウンド どっしりと構えて 変わらずずっとそこにいて 100年もの歴史を飲み込んできた きっとこれからも変わらず 君はいつもそこにいてくれるのだろう 24'3.25 *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜* 春が毎日行ったり来たり 進んでは戻り 戻っては進む 雨はしとしと悩ましく 空は真っ白な雲の帯を纏い 春の行く道を塞ぐ それでも

          【詩】野球と日々思うこと_2