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名作映画から学ぶ心理学〜パルプ・フィクション〜相手と心理的距離を縮めるテクニック

1994年公開のクライムドラマ仕立ての映画
「パルプ・フィクション」

・強盗稼業を営むカップル
・ギャングの2人組
・落ち目のボクサー

三つの物語それぞれが独立し時系列もバラバラで進行するのですが、
次第に物語同士が混ざり合っていくことで、様々な気づき、カタルシスを得ることができる名作映画。

「キル・ビル」や「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」などを手掛けた、
クエンティン・タランティーノ監督作品です。

この映画のワンシーン、
日常でも使える心理テクニックが利用されていました。

ぜひ映画好きの方や心理学好きな方、雑学好きな方は会話のネタにしてもらえると嬉しいです


1.青年グループのブレットは、なぜギャング組2人の名前を聴き、呼びかけたのか

※写真はイメージです

※軽いネタバレあるのでご注意下さい。。

ギャング2人組の物語にて。
ギャングのボスであるマーセルスのブリーフケースを盗んだ青年グループの部屋を訪れたシーン。

ボンバーヘッドがお似合いのギャング、ジュールスに尋問されるブレットと呼ばれる青年。

彼がギャング2人組の名前を聴き呼びかけようとするシーンがあるが

このシーンには、ブレットが危機的な状況を打破しようと「相手との心理的距離を近づける」心理学のテクニックを使っていることがわかる。


2.名前を呼ぶだけで相手との心理的距離が近づく!

冒険家リューディガー・ネーベルクの著書に、
拷問や尋問を受けるような異常な状況下で、どのように振る舞うのが良いのかについて、

「相手の名前を聞き出し、その相手を名前をの名前で呼びましょう」とアドバイスしている。

まさに劇中でブレッドが行なっている事と同じである。


私たちは自分を大切にしてくれる人に意識や注意を向ける。

自分の名前が呼ばれた時、
他人だった相手と自分との間に名前を呼び合う近い関係性が生まれ、

名前を呼んだ側は、
私はあなたに注目している。
しっかり話を聞いていますよ。

と認識させる事ができるため、心理的距離が近づくという心のメカニズムが働きます。

このテクニックは、日常的に取り入れれば、
人との関係性を良好にする効果や、
何かを提案するとき、相手の心を開きYESへ導きやすい効果が期待できます。


3.映画に話を戻して…

ブレッドは博識な一面を見せているシーンもあり、尋問から逃れようと、この心理テクニックを活用したと考えてもいいでしょう。

彼がこのテクニックを使ってどうなったのか?

3月24日(金)より、全国22館にて1週間限定で劇場公開されるとのこと。

この機会にぜひ、この名作映画を観てはいかがでしょうか?

私も観に行きたくて、今からソワソワしてます。

この映画を観ると、
ハンバーガーとスプライトのセットを食べたくなる…!という同士の方は、
スキ、フォロー、コメント頂けると嬉しいです♪

ではまた!

まいけるごふお@ウェルビーカウンセラー

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