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見えない思いが動かす世界

子どもの頃から勉強、勉強と
親に言われて育った。

受験戦争、偏差値教育、学歴社会。
時代はまだ年功序列があたりまえのころ
とにかく学歴さえ手に入れれば
一生、平穏無事に食べていける。
そんな時代だった。

心の中では「本当はやりたいことがあるのにな」
そう思いながらも、親に向かって
勉強以外にやりたいことがあると言い出せず
自分自身に無理やり納得させて
朝から晩まで勉強していた。

それでまあ、頑張りました。
親の理想通りの一部上場企業に
入社しました!

しかし、ここからが大変なことに。
自分の思いに蓋をして
さらなる高みを目指して生きるなどできなかった。
心身共に悲鳴をあげて
さまざまな不調が噴出しました。

そして、あっけなくドロップアウト。。。
この現実は誰のせい?
当時の私の心の中は
流れをせき止められた川の水のよう。
行き場を失ってぐるぐる渦巻いて
恨みつらみが蓄積していった。
確実に。

もしも思いが見えたのならば
どす黒く、重苦しいものが
もくもくと私の周りを覆っていて
風の強い日の煙突のように
その黒いもくもくは、長く長く
たなびいて見えたと思う。
その黒いもくもくに巻き込まれて
気分悪くなった人、いたかもしれない。

心にマイナスの感情を抱き続けること
目に見えないから誰にも分からないだろうと
そう思って我慢したり、
あるいは、人を悪く言う思いを
持ち続けたり、
それは、目に見えないから
何事にも関係ないことはないのです。
目に見えなくても、
思いにはエネルギーがあります。

イライラしているひとの側にいれば
居心地が悪いでしょう。
喜びに満ちたひとのそばにいて
恐怖を感じることなどないでしょう。

国民感情
群集心理
そういう呼び名があるように
同じ思いは引寄せあうもの。

戦争も、紛争も、ちいさないがみ合いも
経済戦争も全ては一人ひとりの
マイナスの思い、エゴの思い
自分さえよければ良いという思いの集積が始まり。
戦争だけじゃない。
経済問題も、環境問題も、
人間のエゴの思いが根底にはある。

令和を生きる子どもたちが
明るい思いをもって
素直に生き生きと
過ごしていける世界。
そんな未来をつくるのが
私たち大人の役割だと思う。

ピカピカに光輝く
虹色の思いで彩られたステキな
世界になるように!

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