チームでのものづくりで大事にしたい7つの心構え
最近の仕事での学びや思っていることをまとめて、大事にしたい姿勢みたいなことを書き記すことにした。
すげー偉そうに書いてるけどバンバンブーメラン飛んできそう。
まだまだ出来てないことがたくさんあるので、自分のためである部分が大きいけど誰かの参考とかになれば幸いです。
相手の立場を考える
7つの心構えで正直一番大事だと思っていること。
小学校とかでも「人がされて嫌なことはしない」みたいなことは先生によく言われたことがあるのでは。
基本的なことだけど思いを馳せれば馳せるほど深いものな気がする。
ものづくりにおける現場に関わらず、全ての人間が備えるべき能力とも言えそう。
チームの形がどうであれ、メンバーの置かれている状況や価値観は変わってくる。
その中で相手の立場を考慮できないと無駄な衝突や認識のズレみたいなことが起きてくる。
「なぜこういうことを言ってるんだろう?絶対私の方が正しいはずなのに。」
「何を考えてるかよくわからないし信用できない、、、無視しようかな、、」
「ここはこれくらいの内容でもわかってもらえるだろう。」
こういう考えが出てしまうときは大体相手の立場を踏まえることができていない気がします。
いや、別にそういうことを思うのが悪いというわけではなく、
態度に出さずに思い直すことができれば問題ないとは思う。
ただこれらは視野を広げることだったり、信頼関係を築いたり、コミュニケーションを円滑に進めたり、重要な部分での妨げになることが多い。
頑固にならず、まずは話を聞き、相手を思いやることが大事だと思うのです。
常に理想を追い求める
何か物を作っていると言うことは、必ず何かの目的があると言うこと。その目的の達成はインプットや検証、失敗が積み重なった先にあるし、ものづくりには理想があるはず。でも様々な要因で障壁が生まれ、やりたかったことができない場面もしばしば。長期にわたるものであれば気が緩んできたりするでしょう。人間ですし。
いつしか、
「あの人こう言ってたし、引き下がった方がいいかなあ。」
「この人の言う意見は絶対だし議論にあげるのやめよう。」
「まあ前回もこれでうまく言ったし同じ感じで大丈夫でしょ。」
先ほど思いやりは大事と言う話はしたけれど、その思いやりって実は妥協になってたりしないかい?
あのときうまくいったのかもしれないけど、焼き回しで本当に大丈夫?
重要な場面では冷静に判断して踏みとどまる意識をしたいものです。
何よりチームでものを作るということはみんなの知識や考えを使えるということ。
常に理想を言い合い、模索した先にいいものができる。そう思います。
価値観を"衝突"させない
理想を言い合うようになればなるほど、
「こっちがいい!」
「これはダメだ!」
意見の衝突が起こり、議論はヒートアップしていきます。
その人の意見にはもちろんその人の理想が含まれているわけですが、
これは一種のその人の「価値観」と言えそうです。
価値観というものはその人のバックグラウンドによって様々な形をしています。
そう簡単にねじ曲げられるものではないことも多いです。
確かに重要な局面や責任が絡む場面ではマウントをとって論破する必要に迫られることもあるでしょう。
しかし不必要なマウントの取り合いは不調和を生み出して信頼関係が崩れていきます。
相手の立場を考えつつ、その人の理想を理解し、折り合いをつける。
え?「理想があるのに折り合いをつけるってなんか矛盾してませんか!」って?
でもチームでのものづくりはそういうものだと思うのです。
みんなの知識や考えをうまく融合することでいいものができることを信じましょう。
価値観を”衝突”させず、”組み合わせ”らればいいはず。難しいけど。
脳みそを揃える
価値観の衝突について話をしましたが、意見があっちにいったりこっちにいったりするときもありますよね。とにかく議論は交わしてるはずなのにどこか終着点が見えないなーみたいな。
でもチームでのものづくりをしているのであれば、
みんなを取りまとめているリーダーがいるはずです。
「リーダーの意見は絶対です!」
このいわゆるトップダウンと呼ばれる状況は嫌がられることが多いと思います。
確かにつまらないことは多い。自分もあの人も理想を持っているし、やりたいことができなかったり。
場合によってはリーダーが複数人いていろんなところで「これをやれ」的なことが起こっているかもしれないです。
しかしどんなにうまくいっているプロジェクトであろうと、最終的な判断は誰かがやっています。
終着点が見えずに迷っているときはなおさら、やっぱり誰かが決めるしかない。
意見がバラバラな場合は視覚化しましょう。そこに何か共通点があるかもしれない。
まずはそれを軸にするのもいいです。
また、迷ったり決まらない場合はリーダーに決めてもらいそれを信じましょう。
考えることが一致しないうちは話が進まなくなります。
いつしか意見だけが宙に浮きいつまでも完成しなくなってしまうかも。
脳が体を動かすかのようにチームが一体になれればベストですね。
言いたいことを伝える環境を整える
チームでのものづくりで重要なことはいくつか話してきましたが、
中でもコミュニケーションに関しては頭を悩ませることは多いと思います。
難しいからといって何かを言うことは避けられないですよね。
ここでは言いたいことを伝える環境を整えると書きましたが、”伝える環境”っていう部分が重要です。
なぜかと言えば意見を言っても伝わらなければ何も意味がないからです。
工夫としてはどうやったら伝わるかなーと筋道を立てて、伝わりやすくするような材料を揃えたりするのはそうなんですが、実際はそれだけじゃない。
話をするときの空気作りもそうだし、忙しい相手のために無理にでも時間を作ることだったり、
あるいは全く別の会う機会を作って話してみたりとか。
人によってはこれが一番難しいってこともあるかもしれないですが、
何か一つでも心がけていけるとものづくりが円滑に進むかもしれないです。
まずは自分と相手の置かれている環境を変えてみる。
できている人からすれば、
「環境を作れずにものづくりができるか!」
みたいな言葉の矢が雨のように飛んできそうですが、そういうことなんだと思います。
コミュニケーションを諦めない
ここまで様々な心構えを書いてきたわけですが、
この意気込みがあってこそ成立するものだと思います。
言ってしまえば”気合い”みたいに聞こえるかもしれないですけどテキトーに言っているわけではないです。
諦めるという言葉にも色々意味があります。
「なぜこういうことを言ってるんだろう?絶対私の方が正しいはずなのに。」
「何を考えてるかよくわからないし信用できない、、、無視しようかな、、」
「ここはこれくらいの内容でもわかってもらえるだろう。」
「あの人こう言ってたし、引き下がった方がいいかなあ。」
「この人の言う意見は絶対だし議論にあげるのやめよう。」
どこかでみましたねこれ。
そう既に書いた心構えの例文です。
この文章全部どこかに諦めが入っちゃってるんですよね。
まあ確かに折り合いをつけたり諦めが必要なこともあります。何度か書いてますし。
とは言え自分の言いたいことややりたいことを諦めてしまうのはやっぱり残念で悲しいことです。
まずは自分の考えを全て出し切ったのかどうか、一度踏みとどまってみましょう。
もしかしたらわかってくれたかもしれないですし、諦めるのはまだ早いかも。
最後は自分を信じる
「チームの話だったのに最後は自分の話かい!」って感じですがそうですすみません。
ものづくりをするときは様々な決断の連続。
みんなの意見を聞いているうちに、
なんだか自分の言っていたことや考えていたことが間違っているんじゃないかと疑心暗鬼になってきたりするかも。
でもおそらくチームの一員であれば何かの責務を負ってやっているはず。
責任があるということは裏を返せば最後は自分で決めていいということ。
迷ってももし少しでも自分なりにやった方がいい理由を持っているなら、
いっそのこと「任せたのはみんなでしょ!」と強い気持ちでやりきっていいはず。
もっと言うと作業者であれば、意見が宙に浮いて話が進まなかったり、誰も決めようとしないときは、
案外とりあえず自分を信じて進めてしまった方がありがたがられるかも。
以上、チームでのものづくりで大事にしたい7つの心構えでした。
忘れずに自分でも何度か読み返していきたいなと思います。
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