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映画「ボウリング・フォー・コロンバイン Bowling for Columbine」を観て

いつか見ようと思いつつまだ見てなかったドキュメンタリーフィルムをついに観た。アメリカって銃については進化してなかった。なぜボウリングが出てくるかというと、犯人が銃撃に行くまでにしていたからという意味もある。

内容は以下の通り。

2002年に製作されたアメリカ映画である。1999年4月20日に発生したコロンバイン高校銃乱射事件に題材を取った、マイケル・ムーア監督のドキュメンタリーである。(wikipedia)

18年前に作られた映画だけど、ちゃんとファクトフルネスを実践していた。

それによると、アメリカでは当時銃犯罪は減っているのに銃による死者数は増えていた。つまり、銃で複数射殺している。これって海外の先進国ではアメリカだけ。

ヨーロッパの銃での死者数は数百人程度(大体300人弱程)、日本では39人。39人でも多いと思ったけど、アメリカでは11000人超。桁違いだ。

アメリカ人の友人と話していた時、日本では刃物でひとりがひとりを刺し殺すケースが多いというと、アメリカでは銃でひとりが複数を殺すと言っていた。

ほかに、昔に比べると夜のニュースで数は減った殺人関係を流すのが過去の600倍だとか。。。つまり、人に恐怖を植え付けている?

コロンバイン高校の事件でショッキング・ロッカーと呼ばれるマリリン・マンソンがマイケル・ムーアのインタビューで、ひとの怖さをあおって銃を売っている、というコメントをしたのが印象的だった。これって、マーケティング戦略といっしょだ。例えば、臭いを指摘して芳香製品を買わせる、とか。

ほかに印象的だったのが、銃で被害にあった若者(半身不随等)を引き連れて、銃の弾を売っているKマートへなんとかならないか直談判に行くと、段階的に製品を減らし、90日後には店頭から製品がをなくす、と会社が決定したこと。

それと、マイケル・ムーアがカナダを取材した際、カナダ人が家に鍵を掛けないと言うので本当か確認すると、チャイムも押さず玄関を開けて中に人がいても何の問題も起きず。

当時カナダの方が失業率が高かったようだけど、突然他人が入ってきてもカナダでは平和だった。

ファクトフルネス観点でいうと、アメリカは昔よりは治安は悪くない。けど、テレビで実は件数が減ってる殺人に関して大量に流して恐怖を煽って治安が悪いと勘違いして、その結果自分や家族をを守るために銃を買う、というよろしくない流れができているようだ。

あるカナダ人曰く、「銃が人を幸せにするなら、アメリカは世界一幸せのはずだ。でも、逆だ」。確かに…。

俳優・コメディアンのクリス・タッカーがショーで「銃の弾を5000ドル」にすればいいとジョークで言っていたけど、一理ある。

アメリカは海外に対抗して欧州でも使用されてるセンチではなくインチを採用してるけど、けん銃の経口はmmが使われていた。意外。

日本は首相が変わって、やっとデジタル化が加速し始め、不妊の保険も議論が始まった。アメリカは大国だから銃規制は難しいと思ってたけど、それは偏見かもしれない。国のトップの鶴の一声で変化があるはず。

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