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☆本#112/113 「真夜中の散歩道」赤川次郎著と「ザ・ロイヤルファミリー」早見和真著を読んで

前者は、霊媒師の20代女性が主人公で、著者の作品ではあるあるで相変わらず無常にも人が数名死ぬ(でも重くない)探偵もの。タイトルと内容が繋がってない気がするけど、会話が多いので読みやすい。

後者は、割と面白かった「店長がバカすぎて」を書いた人で、馬をめぐる馬主ファミリーと主人公の男性の話。

大きい違いは文字数だろう。共通点は、意外な親子関係が後半判明。

前者はいわゆる2時間ドラマ的軽いエンタメ系。殺人があっても暗くならないのがこの作家の特徴。

後者は人間関係重視の比較的シリアスな連続ドラマ系。主人公は、偶然「社長」と出会い転職して言われるまま忠実に仕える。その過程でドラマがある。

その社長が亡くなる時はグッとくるけど、物語はつづく。生きながらえたのには理由がある。

人生においてきっかけやタイミングって、大きい。


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