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☆本#39 犬より強い猫「半助と猫」山本周五郎著の短編を読んで

青空文庫で山本周五郎の「季節のない街」を読んだ。その中の短編が「半助と猫」。

半助の飼っている猫のとらは、半助の側を離れない。

外に出るととらは、ナンバーワンのボス。犬さえ威嚇し、犬より強い。

アメリカのシアトルにいる犬より強い猫を思い出した。その猫は、自分のなわばりに入った犬を見つけると、その犬の前に行って威嚇する。犬の飼い主は猫をよけて通ろうとするけど、犬がびびって後ずさりし、結局来た道を引き返す。とらもきっとこのタイプ。

半助が連れ去らわれた後、とらも姿を消す。

日常の普遍的な悲喜劇が描かれる1冊。

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