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ジャンルにこだわらず読んだ本あれこれ。
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2023年6月の記事一覧

☆本#467,468 呪縛からの解放「もう別れてもいいですか」柿谷美雨著、「財布は踊る」…

「もう別れて…」は58歳の主婦が主人公。著者の作品は何冊か読んでいるけど、基本著者と年齢が…

☆本#466 最終章からの始まり「オクトーバー・リスト」ジェフリー・ディーヴァー著を…

本書は最終章ではじまり、第1章へとさかのぼる。娘を誘拐され、秘密のリスト「オクトーバーリ…

☆本#465 「82年生まれ、キム・ジヨン」チョ・ナムジュ著を読んで

韓国でベストセラーになり、映画化された作品。 韓国も男女格差が大きい国だった。戸籍制度が…

☆本#464 「希望荘」宮部みゆき著を読んで

杉村三郎シリーズの4作目。 探偵になるまでの短編4作で最初の「聖域」は、探偵業開始後の最初…

☆本#460-3 選択「月の満ち欠け」佐藤正午著、小確幸「流浪の月」凪良ゆう著、不安の…

「月の~」の著者の本を読むのは久々。 主人公の小山内は中年男性で、15年前妻子を交通事故で…

☆本#458,459 対極「誰か」宮部みゆき著、創作世界の一部現実化「文学は予言する」鴻…

「誰か」は杉村三郎シリーズ1作目。 主人公の杉村が義父のつながりで巻き込まれた事件の謎を…

☆本#457 「殺しへのライン」アンソニー・ホロヴィッツ著を読んで

元刑事でロンドン警視庁の顧問ホーソーンと、著者と同名の作家ホロヴィッツが事件を解決する、シリーズ3作目。前から読んでないけど、特に問題なし。 ホロヴィッツが書いた、ホーソーンが探偵役の本の出版に伴い、宣伝を兼ねてふたりはチャネル諸島オルダニー島で開催されるブックフェスに参加する。トークショーに出演するために。 招待されたひとはほかに、料理人でもあるベラミー、目の見えない霊媒者のラヴェル、歴史家のエルキン、児童文学作家のクリアリー、朗読詩人ラマルら。 ホロヴィッツが懇親会

☆本#456 伏線全回収「彼と彼女の衝撃の瞬間」アリス・フィーニー著を読んで

舞台はイギリス。語り手は、30代半ばのバツイチ記者と、刑事。そして、犯人。 2年前、ニュー…

☆本#455 踏み出すこと「フィールダー」小谷田奈月著を読んで

書評家の推薦書だったので、先入観も情報もチェックせずまず読んでみた。 人の持つ善(という…