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ジャンルにこだわらず読んだ本あれこれ。
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2021年9月の記事一覧

☆本#236「小川洋子対話集」小川洋子著を読んで

対談の相手に田辺聖子がいたので読んでみた。ほかに、翻訳者、日米作家、ミュージシャン、元野…

☆本#235 「記憶屋0ゼロ」織守きょうや著を読んで

本の総ページ数が少なく、ラノベ的な感じもあって数時間でサクッと読める短編集。これはシリー…

☆本#234 未完の奥行「七里湖」大庭みな子著を読んで

最近気になり始めた作家。すでに亡くなっている。 まだ短編しか読んでなかったので、たまたま…

☆本#233&チャレンジ#58 本当に簡単「朝10分でできるスープ弁当」有賀薫著を読んで

朝10分でできるスープ弁当(300ml)の60のレシピ本(味噌汁、リゾットもあり)。ジャーに入れ…

☆本#232 変わらないこと「ヴェネツィアの宿」須賀敦子著を読んで

この本を10数年前に読んだのは、自分のように海外で暮らしていた人に興味があったころ。その時…

☆本#231 人は変われる 「なぎさ」山本文緒著を読んで

2013年に著者が15年ぶりに書いたという長編。 ストーリーの主な語り手は、30代主婦の冬乃と、…

☆本#230 不思議とリアル「一人称単数」村上春樹著を読んで

著者と思われる人物の、10代の頃のガールフレンドとその兄と偶然会った話や、醜いけど魅力的な女性との話や、温泉旅館で会った言葉を話す品川出身(?)の猿の話、書き下ろしが表題の、8作品の短編集。 それぞれそれなりによかったけど、品川猿と表題が印象的。 前者は、言葉を話す猿という設定で、著者の独特の不思議な世界観が出ていて、最後にそもそも品川猿はそこにいたのか?的流れもよかった。 著者は、5年ほど前に群馬の小さな旅館に泊まる。そこの浴場で、年老いた猿が働いていて話しかけられる。

☆本#229 爽やか「朝焼けのファンファーレ」織守きょうや著を読んで

著者は、弁護士。今年読んだほかのミステリー本の作家も2名も女性弁護士アラサー、確か兼業だ…