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ギメ東洋美術館〜源氏物語展〜

偶然通りかかった東洋美術館の垂幕に「源氏物語」とあり、気になったので行ってきた。

ギメ東洋美術館はパレ・ド・トーキョー(現代アート美術館)の近くにある美術館で、エントランス奥の階段を登った先に常設されている東南アジアからインドにかけての石像たちが見ものである。


その地下階で開催されていた源氏物語展の主な内容は、平安時代の生活を描いた絵巻や日用品などの展示と源氏物語の概要説明で、後半には源氏物語に関連する江戸時代の浮世絵なども展示されていた。

貴族たちは色白だねぇ。
お前、これ読めるのか?と聞かれてすぐに頷けなかった私。
頑張ったら読めるような気もするけど。。。
みんな大好き浮世絵


そして何より最後の最後、大トリは「あさきゆめみし」!

漫画で締めくくるとは。。。さすがオタク大国おフランス!

懐かし〜。

学生の頃、クラスメイトが内緒で学校に持ってきていたこの漫画をドキドキしながら回し読みしたのを思い出す。多感だったあの頃を思い出すと、胸の中心がポッと暖かくなる。

アニメ化されていたのは知らなかった


念の為、前日の夜にネットで事前予約をして行った。その時点ではガラ空きだったからゆっくり鑑賞できるだろうと鷹を括っていたのに、実際に行ってみると結構混んでいた。

作品の説明をじっくり読んでいる人や、展示の前で話し込む人もいたりして、みんな熱心に学習しているようだった。

そういえば、浮世絵とか侍とか茶道花道寿司天ぷらなどの江戸前後の日本文化は有名だけど、平安時代のことってそれほど知られてないよね。私もそんなによく知らないし。

とりあえず、あの頃も今と変わらず人は人を想い、すれ違い、慰め合って心の隙間を埋め合って生きていたようです。

あぁ、いとをかし。


心がじんわりと郷愁に浸ったところで常設の展示室を一回りして、心の友ガネーシャに挨拶をして帰路についた。

ジャーン!

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