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葉っぱを食べる

葉っぱでお腹は満たされるのか?

最近ムシャムシャとよく葉っぱを食べている。葉っぱ自体は葉っぱなので葉っぱの味しかしないけど、ドレッシングや合わせる具材でバリエーションを加えれば、まあ、そうそう飽きることなく食べ続けられるものです。

夏の間、ずっとお腹を壊していた私は、カラダにやさしい消化吸収の良い食品しか口にしていなかった。そんなカラダに優しい食生活を続けていると、なんとなく心が平淡に。そして、なんとなく心が平淡になると、つられて感情も波を打たなくなり、イライラもしないしワクワクもしない、なんだかつまらない無感情人間に仕上がっていくような感覚で全身がゾワゾワし始めていました。

そんな自分の変化に恐怖を感じるギリギリのところで踏みとどまりながら、不調と共に過ごした暑い夏、良く乗り切った!エライ!私。コリコリカリカリする楽しい食感や、苦みやピリッとした刺激が好きで食べていた野菜を全く食べずに過ごした今年の夏。今振り返ると、「過ごした」と言うよりは「耐え忍んだ」んだと思います。

野菜食を解禁したのは、内視鏡検査が終わって処方されたプロバイオティクスのサプリを飲み終えた頃、ひと月ほど前。まずは大好きなニンジン炒めから食べ始めて、今はほぼ毎日、葉っぱをバリバリと食べています。

フランスのスーパーやマルシェでは、サラダは丸ごと株で売られている。洗って準備するのが面倒な人には袋入りのカットサラダもあるけれど、1-2回で使い切らないと日持ちがしないし割高。本来、都市型の多忙な生活をする人や、継続してサラダを食べない人向けの商品なのですが、結構需要があるようで、最近ではどのスーパーへ行っても冷蔵コーナーに各種袋入りカットサラダが多数並んでいます。

私が今日買ってきた丸ごとのBATAVIA(↑↑見出し写真のサラダ↑↑)、さっき量ったら630g!!これで値段は140円くらい。湿った新聞紙に包んで保管するのがいいって聞くけど、新聞を読まない私は湿らせたキッチンペーパーを根元の切断面に当てて、これくらいの量なら4-5日くらいで食べ切ります。

毎食山盛りの葉っぱを食べるには、合わせる具材やドレッシングが必要。だって葉っぱは葉っぱの味しかしないから。葉っぱの青臭い苦みに合わせる味付けとして、私が一番好きなのは少し甘めのドレッシング。苦みと甘みが合わさると、甘じょっぱ系にも勝るとも劣らぬ深い味わいになるのです。

うちの基本ドレッシングは、バルサミコ酢+オリーブオイル+ディジョンマスタード。マスタードを多めに入れるのが今の気分。それと今年は、マヨネーズベースのドレッシングもよく作ります。マヨネーズ+ディジョンマスタード+ブラウンシュガーを基本にして、ガーリックパウダーやカレー粉、パルメザンチーズや各種ハーブを追加してバリエーションを楽しむ。マヨネーズベースにすると、シーザーやサウザーアイランドっぽいアメリカンなボリューム感のあるサラダに仕上がるので、山盛り一皿のサラダだけでお腹いっぱい、満たされます。

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10月も半ばを過ぎて、今住んでいる南仏でもやっと朝晩ひんやり寒くなってきましたが、日中、太陽が当たる場所では少し汗ばむくらい暖かい日が続いています。そんなお天気がいい午後、13時過ぎ、小腹が空いた頃にサラダを食べる。ムシャムシャバリバリと葉っぱ多めのサラダを口いっぱいに頬張って、口いっぱいで植物の味と香りを吸収する瞬間が好き。

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