【読書感想】リーダーの報・連・相/相田 吉雄
「リーダーの報・連・相」こちらの本、読みました。
報・連・相は、仕事で特に問題なく出来ているとは思いますし、どういった動きをすれば良いかも分かっているつもりです。
ただ、報・連・相を言語化するとなると、意外と難しいかもなぁと思ったり。
また、本タイトルに「リーダーの」と付いているのに興味を持ちました。
なんとなく「リーダー」と「報・連・相」があまりリンクしないというか、関連性がそこまでないような気がしてしまうというか。
そういった部分で気になって本書を読んでみました。
本の内容
まずはAmazonから本の内容を抜粋します。
こんな感じの本です。
記事の冒頭でも少し触れましたが、「リーダー」と「報・連・相」は関連性がそこまでないような気がしていました。
ですが著者からすると、報連相を機能させるための鍵を握っているのはリーダー、とのこと。
著者情報
本書の著者である「相田 吉雄」でネット検索したところ、いくつかヒットしました。
リンクしておきます。
いくつか引用と感想
報告のキホン
「報告」はもちろん分かっているつもりですが、言語化するとなると意外と難しいです。
そんな自分にとって難しい言語化をしてくれていたので、引用してみました。
私がメインで報告を行うタイミングは、朝に行われるデイリーの会議です。
そこで一日分の進捗報告をしている感じです。
引用では「基本的には1対1」となっていますが、そのデイリー会議では5人前後のチームメンバーが集まっている感じです。
もちろん、デイリー会議以外でも報告するタイミングがあります。
例えば、「次の日のデイリー会議を待たずに、早めに報告しておいた方が良いな」と思うものや、突発的に発生したトラブルに関するもの等です。
本書でも「中間報告」「結果報告」「トラブル報告」「変更報告」に関して、それぞれ詳しく解説しています。
引用すると長くなってしまうため、その辺りは割愛しています。
詳しくは本書を読んで頂ければと。
連絡のキホン
「連絡」も個人的に意外と言語化が難しいなということで、引用してみました。
こうやって言語化された状態で振り返ると、自分はあまり連絡的なことをそこまで多くはしていない気がします。
他のメンバーのことを思い返しても、連絡の頻度にはかなり個人差が出ている感じがします。
引用にもある通り、連絡が義務ではないとなると、コミュニケーションに若干の億劫さを感じる自分としては少なめになってしまいます。
とはいえ連絡することはもちろんあります。
例えば、職業的にはよくある内容ではありますが、「開発環境の構築時に発生したエラーと、そのエラーの対策」を共有することは多々あります。
この開発環境構築時のエラーは、他のメンバーはエラーにならず、結局自分だけしかそのエラーが出なかった、なんてこともけっこうあります。
なので共有するかどうか、という観点だと義務ではない感じもあります。
ですが、こういったエラーとその対策は積極的に共有するようにしています。
もし同じエラーが発生したなら、とりあえず自分が共有した対策が役立つことも多いですし、チームで仕事を進めていくうえで大事な習慣かなと思っています。
(なぜか同じエラーなのに、その対策で解決しない場合もありますが)
相談のキホン
「相談」もうまく言語化されていたので、引用してみました。
「報告」「連絡」ときたので、「相談」もついでに。
相談に関しても、こうやって言語化された状態で振り返ると比較的少なめかもしれません。
なるべく自分で解決しようという意識が強めなのと、なかなか周りを頼れない性格の影響かなと思います(以下のような本を読んでるくらいですし)。
なお、引用に『相談とは「仕事に対する意欲」の表れが「見える化」したもの』とありますが、なんでもかんでもすぐに相談する人はそれに該当しないかなーとも思ったり。
ただ本書では相談のポイントとして「自分の意見を持って相談する」を挙げているので、そこも含めた考えれば納得できます。
※ポイント部分は長くなってしまうので割愛しています。詳しくは本書を読んで頂ければと。
部下の学びと成長を促進させる
この研究データは今回初めて知ったので引用してみました。
ネットで調べてみたところ、この法則の呼び名は色々とあるようです。
ロミンガーの法則
70:20:10の法則
7・2・1の法則
と言ったりするみたいです。
仕事を学んでいくうえで、この法則を参考にすると、やはり70%を占める直接経験から学ぶのが近道になりそうです。
となると早いうちからOJTを行うのが良いのかなと。
とはいえ、残りの30%もないがしろには出来ない割合ですよね。
ということで上司や先輩からのアドバイスや、研修や読書も重要になってくる、という感じになるかなと。
せっかくなので「70:20:10の法則」に関して、参考リンクを貼っておきます。
上司から指示を受けるときのスタンス
引用に書いてある「完璧な指示はない」のスタンスが大切なのは理解できます。
ですが、あまりにも曖昧な指示であったり、大前提が抜けた状態で指示がきたりすると流石に厳しいよなぁとも思ったり。
不明点や曖昧な点が出てきたときに都度上司に確認する必要性も理解できますが、あまりにも曖昧すぎると、その確認に時間が掛かりすぎて大変なんですよね…
そういう上司に限って、不明点や曖昧な点の確認を歓迎していない雰囲気を感じますし。
愚痴っぽいことを書いてしまいましたが、過去にそういった経験があったので、自分が指示を出す立場の時は抜け漏れや曖昧さがなるべく出ないように気を付けています。
「上司がこう言ったからいいや」というスタンスの人にもたまに遭遇します。
たしかにそれだと上司次第になりますし、そういったスタンスの人とやり取りしている上司はけっこう疲弊しているイメージです。
結局は、上司と部下の間でお互いに歩み寄りがあれば比較的平和に事が進むんだろうなぁと。
褒める目的
褒めることにそれほどデメリットはないと思っているので、けっこう積極的にやっています。
褒めすぎるとわざとらしくなってしまう気がするので、加減には気を付けつつ。
ただ、褒めることに明確な目的はなかったです。
良いところを見つけたらすかさず褒めるようにしている、くらいの感じでした。
それが今回の引用部分を読んだことで、褒める目的が少し明確になりました。
「良い行動を習慣化してもらいたい」時に褒めると良さそうです。
これだけ書くとあまり変化はないですが、個人的に少し意識が変わった感じがします。
おわりに
ということで「リーダーの報・連・相」に関してアレコレ書いてみました。
今回の記事で引用したのは、
報告のキホン
連絡のキホン
相談のキホン
部下の学びと成長を促進させる
上司から指示を受けるときのスタンス
褒める目的
の6つでした。
本書は、普段からしている行動がうまく言語化されているなと感じました。
報連相のキホンであったり、「褒める目的」であったり。
そして自分は意外と、普段からしている行動を言語化できていないんだな…とも。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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