【読書感想】会社には行かない/石倉 秀明
「会社には行かない」こちらの本、読みました。
リモートワーク関連の本は「テレワーク時代のマネジメントの教科書」「在宅HACKS!」に続いて3冊目となります。
私の勤める会社では、リモートワークを開始して4年ほど経過しました。
出社メインに戻る雰囲気はなく、引き続きリモートワークメインになりそうです(営業の人は出社とリモート半々くらい)。
なので本書に何かヒントがないかなと読んでみました。
本の内容
まずはAmazonから本の内容を抜粋します。
こんな感じの本です。
「700名、ほぼリモートワーク」「すでに6年リモートワークを実践している」とあるので説得力ありそうです。
世間のリモートワークに対するマイナスイメージを変えるべく書いた。という印象でした。
著者情報
本書の著者である「石倉 秀明」でネット検索したところ、いくつかヒットしました。
リンクしておきます。
本書のプレスリリース記事もあったのでリンクしておきます。
いくつか引用と感想
リモートワーク「だから」できない?
私の勤める会社がリモートワークに切り替わったのは4年ほど前、ちょうど世の中的にもリモートワークに切り替える会社が多かった時期かなと思います。
リモートワークにより、対面のコミュニケーションはほとんどなくなりました。
チャットかWeb会議がコミュニケーションのメインです。
リモートワークに切り替わった影響でコミュニケーションの齟齬が起きたかと言われると、個人的な実感としては起きてないかなと思います。
コミュニケーションの齟齬は元々あるもので、リモートワーク起因のものはほとんどないかなと。
なんとなく、コミュニケーションの齟齬が起きた時に、リモートワークのせいにしたくなるのかなと。
そうしたくなる気持ちもわかりますし。
齟齬が起きた原因を分析してみると、実はリモートワークのせいではなく別の原因があった、ということも多そうです。
メンバーによってコミュニケーションの方法を変えていく
私の勤める会社でも毎朝Web会議で打ち合わせをしています。
打ち合わせの内容は主に「進捗」と「課題」の共有です。
この「毎朝Web会議」は、リモートワークに切り替わってから導入されたものです。
個人的には、この「毎朝Web会議」を有効に感じています。
毎朝あるので、そこに向かって進捗を進める意識が働きますし、課題の共有もしやすい感覚があります。
自分としてはWeb会議の方がコミュニケーションが取りやすいのですが、メンバーによってはチャットの方が取りやすい人もいるかなと思います。
引用にもあるように、メンバーによってコミュニケーションの方法を変えた方が良いなと。
自分としてはチャットで数回ラリーするよりも、Web会議の方がやり取りしやすいです。
これがメンバーによっては、
会議で発言することで、参加者全員の拘束時間が長くなってしまう
話すのに苦手意識がある
などの理由でチャットの方がやり取りしやすい人も居るかなと。
最近リーダー業務が増えてきて、こういった会議体にも意識を向ける必要があるなと、本書を読んで思いました。
メンバー(チーム)次第では、Web会議を毎朝ではなく週1にしてチャットをメインにするなど、柔軟に会議体を調整するのも大切だなと改めて思いました。
「察してほしい」と思うのはあきらめよう
オフィスにいるなら察することができる部分もありますし、声掛けによって解決する部分もありそうです。
リモートワークだとたしかに、そういった察して解決することは難しくなりそうです。
そうなるとWeb会議やチャット上で「察する」部分を言語化して発信する必要がありますが、発信しやすい雰囲気を作ることが重要になりそうです。
自分は雑談を積極的にはしないタイプなので、発信しやすい雰囲気を作るのはなかなか難しいかもしれません。
自分としては発信しにくい雰囲気はないとは思っているのですが、周りがどう感じているかはまた別なわけで。
今後は雑談をはじめとした、発信しやすい雰囲気づくりも意識していこうと思いました。
引用すると長くなってしまうので割愛しましたが、何気ない会話から生まれる「ゆるい雰囲気」作りを本書でも推奨していました。
ちなみに、
とありますが、これって人によっては意外とハードルが高いのではないかなと。
せっかくなので関連しそうな記事を貼っておきます。
おわりに
ということで「会社には行かない」に関してアレコレ書いてみました。
今回の記事で引用したのは
リモートワーク「だから」できない?
メンバーによってコミュニケーションの方法を変えていく
「察してほしい」と思うのはあきらめよう
の3つでした。
どれもコミュニケーションに関する引用になりました。
本書ではそういった、リモートワークにおけるコミュニケーションやチームビルディングに関する内容が多く書いてありました。
「すでに6年リモートワークを実践している」会社なので、リモートワークに対する視点がフラットな感じがしました。
リモートワークにおけるコミュニケーションの工夫もありつつ、「それはリモートワーク以前にもあった問題では?」といった冷静な切り分けもありつつ。
本書を読んでいくつかヒントを得れたので少しずつ実践しつつ、実践してみてしっくりこなかったらサクッと引き返そうと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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