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地球の未来を想像できるほどえらくはないけど

SDGsと聞いて思い浮かぶのは、会社で隣の席に座る彼女のことだ。

早稲田大学出身の彼女は、話すことが好きで外交的、留学経験があり、自分の意見をはっきりと伝える。いかにも「デキる女性」だなと感じる。

そんな彼女が興味がある分野だと話していたのが、SDGsだ。

正直その分野に全く興味を持っていなかった私は、
「サステナブル」「持続可能な社会」という関連ワードは思いついたが、結局のところ何を意味するのかは未だに分かっていない。

そんな彼女は自分の持ち物も地球に優しいものを選び、ワイヤレスイヤホンがサステナブルな製品だということを嬉しそうに話してくれた。

どの辺が地球に優しいのかを聞くと、再生可能な竹やリサイクルプラスチックなどのサステナブルな素材を使用しているとのこと(アメリカのHouse of Marleyという素材と地球環境に配慮したブランドの製品らしい)。

その場ではへ〜すごい!と言ってはみたものの、どの辺が地球に優しいんだ…?そもそもサステナブルって何だ…?と疑問が残った。

サステナブルな商品といえば、実は私も買ったことがある。
earth music & ecologyで買ったシャツで、12本分のペットボトルをリサイクルして作られた環境に優しいシャツと書かれていた。

シャツのデザインが気に入ったというのは前提として、地球に優しいという単語に惹かれて買ったというのは事実だ。普段生活している中で地球に優しい行動を心掛けたことはないが、「地球に優しい」という単語には惹かれた。

ペットボトルをリサイクルして作られたシャツを着ることで地球にどんなメリットをもたらすのか、普段燃えるゴミとプラスチックゴミを分別していることが何に繋がっているのか、自分の行動の先にある地球のことを考えることは普段ない。

その要因として、サステナブルな製品の商品説明に、商品のどの点がサステナブルなのかを書いてあるだけで、何故それが持続可能な地球に貢献できるのかが書かれていないことが考えられる。

再生可能な竹を使った、ペットボトルをリサイクルして作られた、だからサステナブルな商品なんだ、というのは説明としては優しくない。その背景が、その先の説明が必要だ。

私みたいな人が、サステナブルなら買ってみよう!と何も考えずに買う段階から抜け出せるよう、SDGsを押し進める側も歩み寄ってほしい。


そもそも、サステナブルって何だ。
直訳すると「持続可能な」だが、
「持続可能な地球のための」くらい丁寧に訳さないと本来の意味に繋がらないのではないだろうか。

コジコジ万博の展示。SDGsをコジコジにも分かるように説明してほしい。



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