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面刺ワークショップを中学生とやってみて、やっと救われた「私の中学生時代」。

こんな時期だからこそ、何かできることはないかとチャレンジしているものの一つ「面刺ワークショップ(自己表現とアートのワークショップ)」。
その活動も新しいチャレンジが始まっています。

タイトルの話に行く前に、まずはその経緯を。

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先日、青森県のバイリンガル演劇・劇団Bloomingさんと「面刺ワークショップ」のコラボをさせていただきました。

バイリンガル演劇・劇団Bloomingでは、

「世界が広がる "言葉の魅力"
夢を叶える "表現力”
言葉の違いはバックグラウンド(背景)の違い
語学学習は新たな価値観との出会い」

という想いを掲げ、英語学習だけではなく子供たちに「表現力」を養うきっかけやその大切さも伝えている素敵な教室です。

ご縁をいただいたオンラインお茶会のきっかけから、
私の「面刺(自己表現とアートのワークショップ)」に興味を持っていただき、コラボさせていただくことになりました!

早速先日、中学生の生徒さんを含めてワークショップを2回開催!
Zoomで場所を越え、青森と東京(そして、名古屋も!)で、社会人の大人も半分含めて一緒に面刺をつくりました。

今までは社会人の方を中心に活動してきたので、子ども対象のワークショップは私にとって初めての試み。
どんな化学反応が起こるかワクワクしていた一方、「教える」という立場を経験していない私が子どもたちに何を与えることができるのかな、、、と少し心配も。

やってみた結果、そんな心配もなんのその!
とっても素敵な面刺をみなさんとつくることができ、あっという間の1時間半!
中学生のみんなの発想や大切にしていることや想いが表現されていて、私の想像をはるかに超える個性に溢れた面刺をつくってもらえました。

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なにより、中学生の方がアートという非言語への落とし込み、正直な自分自身の気持ちを表現するのが豊かで、大人の方がいろんな気づきをもらいました。(本当にすごかった!)

面刺ワークショップのことも紹介していただいております^^

私自身がとても成長できたワークショップであり、1年を通じてコラボをさせていただく予定なので次回もとても楽しみにしています。

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そして、タイトルに書いた【面刺ワークショップを中学生とやってみて、やっと救われた「私の中学生時代」。】

ここからが本題。

今回のワークショップで私の中で大きな発見がありました。
それは、「自分自身の中学生時代」への向き合い方。

ワークショップを準備するにあたって、中学生ってどんな感じだっけ?って考えたり、自分の中学生時代を振り返ったりしました。

実は、私の中学生時代は自分の中でとてもコンプレックスで、蓋を閉めている時代であるのです。

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中学生時代、私はいわゆる”普通の日本の中学生”とは違った経験をしていました。
というのも、中学1年生の3学期〜中学卒業まで、父親の仕事の関係で中国で生活していたのです。
学校は日本人学校に通っており、教育制度は日本と変わらないものの、国が違うのでいわゆる”普通”ではないでしょう。

当時、私は二つの面を持っていました。

一つは、「どこか自分は特別な存在であり、悲劇のヒロイン」
元々小学校の時から転校の話は知っていて、それがいつになるかわからない状態で小学校高学年〜中学1年生を日本で過ごしていました。
なので、クラスのグループに所属しても「どうぜここは自分の居場所じゃないし」「誰と一緒でも同じ」っていう気持ちがあって。
でもそれを言えない状況(いつか転校するってことは伏せていた)だから、かまっても欲しくて。
転校を言い訳に、自分の中で悲劇のヒロインぶっていたような気がします。(あんまり覚えてないけど笑)
目立ちたいけど目立ちたくない、目立ちたくないけど目立ってしまう、、みたいな中途半端な感じからか、ヒエラルキーの上の子たちや先生からなんか鼻につく存在だったようで、あまり好まれていなかったり、ちょっと攻撃されたりも。
「ここは私のいるべき場所ではない」って悔しくて泣いていた時期もありました。


二つ目は、「大人はみんな敵」
そんなこんなで転校して新しい環境になったものの、次は閉鎖された日本人学校という場所。
環境が変わればきっとリセットされて新しい自分になれると期待していたのに、見事に裏切られた。
びっくりするぐらいドメスティックで、学校内も外もルールに縛られ、日本じゃないのに日本以上に日本を感じる環境。
”悲劇のヒロイン”はさらに加速し、こんな状況になってしまっているのは全て「大人のせい」という思考になり、全ての大人たちに攻撃していました。(攻撃の内容は想像にお任せいたします笑)
特に学校の先生。
今思えば彼らも一生懸命(創立1年目だった)日本人学校を盛り上げようと色々頑張ろうとしていたのかもしれないが、全て私にとっては攻撃の的。
卒アルの目つきが悪いこと悪いこと…笑
理不尽なこともあったけど、今思えば大人気なかったな、、、と思います。(まあ、子どもだから大人気なくていいか笑)

…という過去があり、中学時代はかなり封印したい黒歴史です。笑

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長々と過去を書きましたが、ワークショップの話に戻ると…

ワークショップ中のKIKO先生(バイリンガル演劇・劇団Bloomingの先生)の話で、
「なかなか20代30代の大人と交流する機会がない」
「大人になるって楽しんだよー!って子どもたちに伝えたい」

という話から、急に自分の中学生時代の黒歴史がフラッシュバックしました。

そして発見したのが、

「もしあのとき、先生や保護者たち以外の20代や30代の大人と接触して、人生の楽しさだったり将来のわくわくを知れていたら・・・」

という、もしもの過去、そして未来です。

きっとあの時わたしが欲しかったのは、そんな環境だったような気がします。

大人になることの楽しさ、自由さ、何者になってもいいという許可が欲しかったんだと思います。


そう思ったら、今回のワークショップで当時の私が欲していた「大人」の役割に少しでもなっていたら、少しでも子どもたちのきっかけになっていたら、当時の自分が救われるような気がします。
自己満足になってしまうけど、それを気づけたことで、「私の中学生時代」はもはや救われた感覚になっています。

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誰かに教えるだったり、導くだったり、そんな大層なことはまだまだできないけど、自分ができることで何か人の役に立ったり、きっかけになるのであればチャレンジしてみたいなという気持ちです。

もしも一緒にできる人が増えたら嬉しいなと思い、今回noteに書いてみた次第です。(長文読んでくれた方、ありがとうございます!)



まだどうすればいいかわからないけど、子どもたちにわくわくを伝えられる存在になりたいと、新たな挑戦をはじめてみることにします。

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