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病んだ知り合いとシチリアに行った話1

カオスなイタリア旅行


今では年中イタリア、イタリア言っている、イタリアフリークな私。

イタリアが好きになったきっかけは、
ひょんなことから決まったシチリア旅行でした。
5年ほど前のお話しです。

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すこし話が長くなるのですが、
2016年の夏、Facebook messenger に知らない男性から英語で、
「今、出張で日本にいるけど会える?」と連絡が入りました。

よくよく送付の主を思い返してみると、
大学時代に過ごしたカナダで寮生活を一緒にしていたフランス人でした。
彼との思い出は、さほど多くありません。

とはいえ、古い友人が訪ねてくれるのは嬉しいので、
ふたつ返事で会うことに決めたのですが、会ってすぐに後悔。。

彼は離婚の危機に瀕しているらしく、とにかく暗い。
申し訳ないけど、暗すぎて、ちょっとめんどくさい。
久しぶりに会うのだから、笑顔で話がしたかった。

そして、「うん、うん、」と優しく話を聞いてくれる私に味をしめ、
フランスに帰ってからも、毎晩電話してくるようになりました。

東京の夜なので、フランスの昼。昼休みに毎日、
電話で離婚相談をしてくる。。仕事しーや。

とにかく暗い彼に「旅行でも行ってリフレッシュしてきては?」と
提案した結果、私も一緒にシチリアに行くことになったのです。
断れない性格がでてしまいました。
イタリア行ったことなかったし、いいキッカケかなぁとも思いました。

かくして、知り合い程度の友人と共に、行先も決めずに、
その日気の向くままに、シチリア旅行が決まりました。


というのも、旅行に行く頃は離婚の裁判をはじめて、
病んでいた彼の希望にあわせ、
レンタカーのみ借りてシチリア10日間の旅行をすることになったのです。
宿は携帯があれば当日予約できる時代なので、当日決めるスタイルです。

「ここではない、どこかへ!」という気持ちだったんだろうなぁ。2人は避けたいから、別のアルジェリア人の友人も誘い3人で旅となりました。

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英語が通じない驚き


シチリアについて1時間ほどで気がついたのですが、
そこそこ大きな街でも英語が通じないし、アジア人も全くみない。
観光ガイドの人も英語が得意じゃないみたい。

シチリアは、すごーくローカルな島でした。

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▲8月頃でしたが、カラッとしたお天気が続き、最高に気持ちのよい時間でした。

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友人ふたりは、イタリア語をそこそこ喋れるというので、
彼らを信じ10日間着いていきます。
Wifiも接続悪いし、喋れないし、運転も出来ないし...
めちゃ不安になってきました。
とにかく、喧嘩しないで過ごさねば。


この時点では、この先どこに行くのか決まっていませんでしたが、
結果として、右回りの半周ルートで旅を終えました。

気の向くままとか言いつつ、観光スポット抑える結果になりました笑

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海と山に挟まれた街チェファルー


まずは、チェファルーに向かいました。
高台から海まで徒歩15分ほど、海沿いに伸びる街です。

チェファルーではairbnbに2泊しました。
現地に着いてから、適当にアプリで宿を見つけるはずが、
無料wifiがつながらず、街中で「ウィーフィー、ウィーフィー(wifi)」
言いながら、親切な人にパスワードを教えてもらい探した宿です。

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▲急遽、参加した同級生との思い出もまばら。結果、お互い思い出が蘇らず、「はじめまして」と言いました。この時、本当にはじめて会ったのかもしれない。

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▲バルコニーが広い海のみえる部屋を借りました。隣の部屋を借りているご夫婦は犬連れでした。なんだか、とっても平和です。

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▲ビーチは小さな砂利が敷き詰められているところも多く、痛かった。

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▲スーパーで買う食べ物が、安くて本当に美味しい。ブッラータはひとつ1€ほど。


のんびりとした島時間がながれる朝



朝はひとりで街を散策しました。
ふたりは遅くまで飲んで昼まで寝てたので。。

街散策をして思ったのが、言語が分からないからこそ、
肌で空気を感じるものがあった気がします。

人の顔色、声色をしっかり見つめるのは、
慣れた日常ではしてないなぁ、と思ったり。
もっと余裕持って人と向き合いたいなぁ、と思ったり。
いろいろ考えながら歩きました。

太陽が力強く、朝が気持ちい街。
世界にこんな素敵なところがあったなんて、嬉しい発見でした。

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▲本場のカンノーロ。翌年にイタリア本州でも食べましたが、ここのが一番だった気がする。

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▲朝早くにカフェでお茶する、おじいさんトリオ。若い女性が前を通ると、さっきまでシケてたのに、急に盛り上がりだす。いつまでも子供みたいで可愛いなぁ。人生こうでなきゃね😊


飾らず天真爛漫なイタリアに恋しました♡
またシチリア旅行の続きを書きます🇮🇹


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