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"自分の" 選択

正社員のお話をいただいたけど、お断りした。

いずれは東北に帰りたいこと。
お客さまとじっくり向き合いたいこと。
一緒に働く仲間をもっと大事にしたいこと。
カフェという形態でも、ゆっくりしていただける空間があるカフェの方が好きなこと。

もちろん魅力はたくさんあったけど、
ちゃんと自分で考えて、決断した。


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優柔不断だし、決断力が乏しすぎるし、
相手をがっかりさせることが1番嫌い。
だから他人に選択を委ねたり、相手を喜ばせる選択ばかりしてきた。

その結果、心もお金も余裕のない日常に辿り着いた。


そんな中で、BUMP OF CHICKENのライブに行ってきた。

お金がないから何回も行くことを諦めようとしたし、正直行きたくない気持ちが大きかった。
そんな状態でライブに行っても絶対楽しめないし、BUMPに申し訳ない。

何より、私だけ楽しむのは母に申し訳ないと思った。
毎日憂鬱な職場で働いてくれているのに、私だけ楽しむのは不公平だ、と。


でも結局ライブに行った。
これは私が決めたこと。

チケットの譲り手が決まらないし、ホテルも予約してるし、行くしかない。
そんな憂鬱な気持ちで臨んだライブのMCで言ってくれた言葉が、刺さった。


「 今最高に楽しいって人も、絶望して失意の底にいる人もいると思う。でもそのままでいいんで、次の曲で一緒に踊りましょう!」


いいんだ。このままで。
こんなもやもやした気持ちを抱えたままでも、ライブに来て、楽しい思いをしてもいいんだ。
BUMPの曲は、どんな状況でも、ありのままを認めてくれる。


このライブに来たのも、自分の選択。
人生って実は選択の積み重ねなんだ。
その選択を他人に任せてしまったら、自分の人生とは言えないんじゃないか。

だったら、全部自分で決めていきたい
周りのことも気になるけど、そんなの気にしてたら自分の選択が出来ない。

しかも、自分が選択したことならどんな結果だったとして納得できるんじゃないか。
他人に任せていたから、今までを悔やんでばかりなんじゃないか。

当たり前のことなんだろうけど、ハッとさせられた。しかもライブ中に。
それに気付いた瞬間、涙が止まらなかった。


ちょうど、新卒1年目で心が押しつぶされている時にリリースされた曲だった。
毎朝通勤の電車の中で聴いて、涙目になっていたあの曲。


与えられた居場所が苦しかったら そんなの疑ったって構わないんだ
体は信じてるよ君の全部を 叫びたい言葉が輝いてる

ー望遠のマーチ


今いる場所が苦しくて、でも頑張らなきゃって思うけど、違和感を感じることを認めてくれる。
心を押しつぶして前に進むけど、そんな風に無理やり動かしてる体すらも、自分のことを信じている。心のままに動くことを。


何度も何度も聴いた曲だけど、生で伝えてくれる歌声には あまりにも熱がこもっていて、涙が止まらなかった。

そして、学生時代から辛い時に何度も観ていた曲。
これから変化が起きる、もしくは起こす時に聴きたくなる曲。


とても素晴らしい日になるよ 怖がりながらも選んだ未来
ここまで繋いだ足跡が後ろから声を揃えて歌う

ーGO


想像じゃない未来に立って 僕だけの昨日が積み重なっても
その昨日の下の 変わらない景色の中から ここまで繋がってる

ー記念撮影


考えすぎじゃないよ そういう闇の中にいて
勇気の眼差しで次の足場を探してるだけ

ーAurora


今日は昨日の続きで、必ず繋がっている。
こんなに今日悩んだことも明日のために必要なこと。
そして、心の中に閉じ込めてた想いに従って決めた選択は輝いていく。


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今回、断るという選択をした。
自分で決めた選択。
そして、心の中にあることを言葉にした。

なんだか晴れやかな気分だ。

まるで、青空に輝く太陽のように、夜空に輝く星たちのように、私の心の中で輝いている。

まるで新しい人生の始まりのような気がする。

今日は、私の人生の中でも輝く1日かもしれない。



#エッセイ #ブログ #決断 #選択 #仕事 #BUMP #音楽

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