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Love myself : 自分を大切にすること

今年は人生の転機になるようなことがたくさんあった。ありすぎて、神様はよくこの1年に収めたなと思う。
そしてコロナのおかげでそれぞれの出来事が色濃くなった。


2019年の末から、家族のうさぎ(みみ♂)が心臓の病気を患い、肺に水が溜まって呼吸困難になることが多々あった。その度に「病院が始まる朝まで耐え凌いでくれ…」と一晩中祈り、病院に連れて行き、泣いて仕事に行く毎日だった。

すごく強くて、優しい子だった。
11月に家族でライブに行く予定があったのだけど、その2日後に症状が出て、入院した後に病気が発覚した。
多分、私たちがとても楽しみにしていたから、心配させないように我慢してくれていたのだと思う。
1月には私が仙台に行く予定があり、前日に母が胃腸炎で倒れてしまって行くのをやめようかと思ったけど、みみの看病で全く外出してないんだから、と後押しされて申し訳ないけど仙台に行った。その間はいつもより元気でご飯も食べていてくれた。

みみはいつだって私たちのことを考えてくれていた。
結局最後は辛い思いをさせてしまって、2月13日にお月様へと旅立った。これも、私が新しい職場の面接を1週間後に控えていて、みみの看病をどうしようかなと思っていたからだと思う。
ずっと仕事で悩んでいたから、自分のことは気にしないで働きな、と言ってくれたのだと思っている。

とは言え、そんな風に考えても私の判断ミスで最後まで辛い思いをさせてしまったのだから、後悔してもしきれない。死ぬまで忘れない。

普段は自分から寄って来ないのに、泣いているときは鼻先で足をつんつんしてくる。そんな優しいみみだから心配させられないと思うけど、やっぱり涙は出てくる。

だから、また会える時のために頑張る。
大好きなバナナを持っていくから、その時はいつものキラキラした目で見つけてね。

※紐をひたすら噛み続けるみみ。かわいい。



新しい仕事

3月からはその面接で受かった職場で働き始めた。大変な時期だったのに採用してくれて感謝している。

接客で入社したはずだけど、店舗は2月から休業しているので急遽ギフトカードの作成を一から始めた。「こんな感じでやってみて。じゃ、あと頼んだよ。」

え、お店のことや商品も詳しく知らないんだけど…
そんな感じで働いていた5月GW明け、いきなり「6月いっぱいまでお休みで。」

戸惑いばかりの連続だった。解雇はしない方針だと伝えられたけど、休みの間は今後どうしていくかずっと考えていた。この時から、地元や仙台に戻ることを考え始めていた。

9月には流されるまま、正社員に。
特に雇用形態にこだわりはなかったから迷っていたけど、社長と面談するなかで流れで社員になっていた。それでいいのか。

そのあとが怒涛だった。11月に店長である先輩がいきなり退職し、実質私が店長になった。もともと小さい会社だから他に仕事が分かる人もいない、引き継ぎもないまま、全業務を1人で取り組んだ。

休むタイミングがなくて9日連続で出勤、毎日2時間以上の残業。心も体も限界だった。

友達と遊ぶ約束をしていた日の朝、目が覚めると全身が震えて尋常じゃない吐き気に襲われた。もう無理だ、友達と遊ぶこともできないこの状況でやっていけない。でも他に任せられる人もいない。私がやらなければ……


生きる糧

ここまで振り返ると、とんでもなく辛い1年だったように思う。実際、暗い気持ちになることはあっても明るくなることは滅多になかった。気分は露骨に下がり、常にゼロからマイナスを彷徨っている感じ。

でも、そんな中で唯一光を差してくれた存在に出会えた。BTS(防弾少年団)だ。

存在は知っていたしMVも何回か見ていた程度だったけど、9月12日の音楽番組に出演していたとき、直感的に「今回は観ないといけない!」と思った。
なぜかは分からない。パフォーマンスの前にRMが「音楽はメロディーのある文学です」と言っていたのが印象的だったからか、新曲がアジア初披露だったからかは分からないが、その直感は見事に当たった。

次の日に有料チャンネルを契約してライブ映像を見たり、毎日MVや過去のメディアを読んだり。
仕事が大変でも、休憩時間に見る彼らの番組や寝る前にMVを観る時間がなによりも楽しみになっていた。
多分、BTSに出会っていなかったら心まで完全に壊れていたと思う。




彼らの魅力はカッコいいパフォーマンスや耳に残るメロディーだけではなく、強いメッセージ性があるのもひとつだと思う。

彼らが音楽を通して伝えてくれるメッセージはいつだって正直だ。
自由に音楽活動が出来ない今を、メンバーが直接手掛けたMVではコンサート会場を懐かしむように眺めるシーンがあったり、歌詞には彼らの想いがそのまま紡がれている。

끝이 보이지 않아
출구가 있긴 할까
발이 떼지질 않아 않아 Oh
" 終わりが見えないよ
出口はあるのかな
足を踏み出せない Oh "
__ Life Goes On


さらに2018年に開催されたワールドツアー" LOVE YOURSELF " では、リーダーのRMが最後にこうコメントした。

このツアーを通して " Love myself " について考えていました。でもARMY(ファンの名称)のみんなが教えてくれました。
だから、ARMYが僕たちを応援している自分自身を愛せるように、自分を愛するために僕たちを利用してください。


BTSのメッセージに共感しているということは、自分の考えを認めて肯定しているということ。
同じ考えを持った彼らを応援しているのは、自分自身を応援しているのと同じ。
だから、同じように自分を愛せるはず。私はそう解釈している。

BTSのことについて書きだすと止まらなくなってしまうのでここまでにしておくが、最後にRMが国連でスピーチした時の言葉を記しておく。

Love yourself, speak yourself.


伝える こと

私は大学で発表する機会があってからというもの、伝えるというワードにはとても敏感である。

その時に「伝えるのが上手」と言われたのだけど、『伝える』とは?
ただ何も考えずに話すのは好きだけど、『伝える』とはまた違う気がする。

伝えたいことを的確な言葉を使って正確な意図のまま伝えるのもそうだけど、それに加えて相手の感情に触れることを『伝える』というのだと思う。そして何より、自分の言葉で伝えることが大事だと思っている


最近そんな場面があった。
仕事の件で、一人で回していくのが限界に達して社長夫妻と面談をした。

「大丈夫です」が口癖の私は、大丈夫じゃないことを言えない。さらに言えない自分が悔しくてさらに落ち込むという面倒くさい性格だ。

そんな私だが、この時初めて自分の考えを言葉を詰まらせながら伝えた。この時は、伝えた、と思う。

「かんのさんはいつも明るく振る舞っているから私たちも気付かなくて」と言われて、今回思い切って伝えたことで初めて知った。
他人は思いのほか自分を見ていないということに。

自分の意見を言うには理由や根拠をセットで、とは社会の常識なのかもしれないが、それに萎縮して外国人が日本語を話すようなカタコトでしか話せなくなっている状態だけど、言葉にしなきゃ伝わらないんだ。

自分が我慢してれば解決することなんてない。
言わないままで諦めるのは早すぎる。

" Speak yourself. "
自分のことは自分しか伝えられない。だから、どれだけ言葉が拙くても伝える気持ちは持ち続けたい。



Love myself

長くなりましたが、2021年の私の目標は『Love myself』 です。

自分を "愛する" とすると難易度が高いので、自分を "大切にする" 1年にしたいと思います。

特に仕事の面では休みの日は仕事をしない、しっかり休む。そのためには人を頼る。

自己犠牲で進めていたら相手にも同じことを求めてしまうので、それでは本末転倒。相手を愛するためには自分を愛することから始める必要があるということをやっと理解しました。


そして、自分の考えを伝える
でも伝えるためには語彙や知識が必要だから、本を読んだり情報をインプットする。

あとは経験する。例えばオンラインストアで買い物をして失敗するのだってひとつの経験だから、お金を積極的に経験に変えていく。(ただし使いすぎは注意)

今年は写真や文章を書くこともどんどんやっていきたいなぁ。


さらに、このLove myselfをしていくなかで、自分の芯になるものを固めていければとも思っています。
優柔不断な私にとって、2020年は決断だらけでとても疲弊してしまったので、決断するうえでの基準を持っておきたいなと思って。ずっとやりたいことだったけど後回しになっていたのでこれを機にグランディングします。


どうやら星の動きを見ても2021年は主役の年になりそうなので、たくさん吸収したうえで芯をつくり、好きなことに夢中になっていきたいと思います。

そしてここ最近さらに想いが強くなっている仙台での暮らしを叶えるために、仕事探しや人脈づくりをせっせと進めていくつもりです。
はやく帰りたいなあ


ながーくなってしまったけど、備忘録なのでよしとする。これを読み返す頃、何を考えているのか楽しみです。

これから1年、よろしくお願いします!

※忘れないようにメモしたので載せておく。銀行のメモというのがリアルで面白い。

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