欲張り脳にゆっくり読書

脳が飽きる。
スマホでなんとなく読んでいる情報は、ジャンクフードのよう。
さほど美味しくないのに気づけば時間が経過している。
暇つぶしにはなるけれどさすがに飽きる。
ジャンクフードは胸焼けがするし、太るからそれよりはまし?
似たようなものだ。

情報の食べ過ぎが最近加速していてやばい。
完結している漫画を一気読みしたし、何シーズンもあるアニメを一気見したり、暴飲暴食が進み過ぎていて、あんまり味わえていない自覚あり。

なので、紙の読書に戻すようにしている。
やっぱりいきなり情報を減らしてマインドフルネスは難しいので、ちゃんと読書に集中する。
それなりに長い物語がいい。
ハードカバーの大き目の本はどこまで読んだかが手からも把握できて楽しい。

ああ、これはあれだな。
動物園の動物に、食べやすく切った餌を与えると食べるのが簡単すぎて太ってしまったり、暇でストレスになるので、敢えて下ごしらえ控えめに食べるのが大変な状態で餌をあげると長い時間かけて楽しめるというやつ。肉なら骨付きのままとかね。
夏に氷漬けのフルーツとかプレゼントするのも同じことか。フルーツが食べたくて格闘してペロペロしてやっと辿り着いてやったー!となる。

今日も伊坂幸太郎さんの本を読んでいる。読みやすいので下ごしらえ控えめでもなんでもなく食べやすいのだけれど、紙の本なので浮気せずに向き合えて気持ちよい。

情報のダイエットも、食事療法と同じ。刺激への欲望を抑圧してもリバウンドするので、質が良かったり時間がかかるものに切り替えていくのがおすすめ。


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