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映画紹介『帝一の國』

Amazon プライムビデオから何か紹介したいなと思ってリストを眺めていて、これだ!となぜか確信してしまったので、今日はこちらにします。

菅田将暉さんが演じる、エリート高で生徒会長を目指す主人公帝一(ていいいち)の、大仰で壮大な学園ものなのですが、予想もしてなかった不思議な映画で面白い。

だいぶ前に観たのに、観ている瞬間の「なにこれ?たのしい!」と見終わった後の不思議な満足感の記憶は鮮明。

ギャグなのに、嫌な感じがしない。バタバタしてるだけでもない。ふんどしのシーンとか、謎の変な場面もしっかり重厚ですらあって、美しい。面白いことやってるぜー!じゃなくて、真剣に、大真面目にその世界のそういう人として、演じ切ってるのが、見てて恥ずかしくない。世界に入り込んでることに気づかず楽しめるのすごい、本当にすごい。

(ほらここ格好いいでしょう?ほらここすごい鬼気迫る演技でしょう?ほらこのスローモーション!みたいにいちいち気が散って世界に入れないと恥ずかしくなることないですか?)

怒り泣き笑い、いろんな気持ちになる。俳優さん達の演技もみんな素晴らしい。千葉雄大さんが、可愛いキャラではなくて、凛々しくて素敵すぎる。映画の中では裏がありそうと思い込んで見ていたけど普通に素敵な人だった。この千葉さんになら、「やれやれ」とか「バカなの?」とか言われてみたい。映画を観ているうちにどんどん帝一を応援したくてドキドキして、苦しんでいたら可哀想で泣きそうになって最後は一緒に喜んでる。

原作漫画のシュールさも良いけど、映画もこんなにいいとは。はーーーー。こんな種類の面白さも気軽に味わえるなんて、すごく贅沢なことだー!



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