題名とは甘い蜜であるべきだ

よく本屋に行く。

本を読むことも好きだが、本を選んでいる時が一番好きだ。

私は誰が書いているとか売れ行きがいいなどはあまり気にしない。(全てではない)


そのタイトルに惹かれるかだけで本を選ぶ。(全てではない)


タイトルの面白い本はおもしろい。


タイトルは言葉としてだけではなくフォントの大きさや配置場所などその著者のセンスが一撃で出る。

今日も本屋に立ち寄ったので、いくつか端的にパターンを紹介させていただきたい。


確実に個人的な偏った見方で勝手に解説するので基本広い心で時折無視できる体制でご覧になってほしい。




伝えたいことをある程度タイトルと表紙に詰め込み型スタイル。立ち読みはされやすいがなかなか支払いまで漕ぎ着けられない戦法。ただ間違いなく楽しみたい読書初心者や複数本買いに来ている読書好きのセカンドチョイスに最適とされる。(私の中では)




こちらはあけてマイナスな単語を大きく使ったインパクトスタイル。手に取られやすいがブックカバー率も非常に高い戦法であり、遠目から「あの人読んでる本が面白そう」とはなりにくいため、一種のストロングスタイルともいえる。(私の中では)




こちらがセンスに訴えかけスタイル。表紙外側にして持ち歩けばいいじゃんスタイルとも呼ぶ。下記に文章がなく「Truth あなたの真実」だけなら完全な短語パワーワードのスーパーストロングスタイルといえるだろう。



全ては個人的な感想です。




今日の本屋だけでもこれだけ楽しめるのだ。年間通せば限りなく素晴らしいタイトル含めた名書*1に出会うことができるのは言うまでもない。

*1 名書という日本語はありません



AVもタイトルがいいものに出会い、それを買えたり借りれたりしただけでエクスタシーを感じないだろうか。もちろん例え話である、気にしないでほしい。
AVは情報詰め込み型のパッケージが多いが、逆に端的なストロングスタイルの方が妄想を駆り立てられるという事実を業界の方々はいつになれば気付くのか。もちろん例え話である。気にしないでほしい。


本を読まない一般男性に伝えたい一心であえて例えている。その拳を収めてほしい。




最後に私がタイトルに惹かれ購入し、夢中になって読んだ著書を紹介したい。


むかし僕が死んだ家 東野圭吾


東野圭吾か。日本一の有名作家ではないか。と言ってパソコンの電源をブチ抜くのは一旦とどまってほしい。

これは私が15年以上前に出会った本である。本を読み始めたばかりの時期だったのでより衝撃を受けた一冊だ。
このストロングスタイルであって掻き立てられるタイトル。もちろん内容も最高だった。
東野圭吾さんはタイトルの選択がどれも秀逸で多々手に取ってしまうのだ。(下から目線で言ってます)




自分の「センス」をタイトルで選んだ本と内容とを照らし合わせ答え合わせをする。
これがタイトル選びをする本当の面白さかもしれない。





AVのご紹介は自粛いたします。あしからず。


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