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帰巣

輪唱される永遠や、敷衍する結末、吸い込まれていく忌々しい現在に、虐げられずに、従えたものに、引きずられることもなく、偶像や深夜を食べていくだけの、無神経なこの世の終わり、殺伐とした精神から垂れ流れている長い毛が一本、清潔感もない買い物帰りの虚空や、澱むだけの軽薄な進路、くたびれた裏庭に咲くガールフレンド、無神経な脛骨、淡白な余韻、罪の烙印が云々と悲しそうな少女と翁、瀕死の鳥たちがもがいている隙間、引き裂かれた身体の顛末に置いていかれた君の欠如しているシーンが、延々と断続していき、異物感を抱えては、そこで従えている罪や獣なんかに、意思を飲まれてしまう前、天然痘に侵された木々が出迎える最後の楽園、不確かな今にすがるだけの君たちのためらい傷ばかりが増える帰り道、理解なんてものは、程遠い場所にあるし、あらがうほどに現れる新たな方針、真理なんてものは、既に潰えているようなものであるし、あのようなものを崇めることでしか、幸せも感じられなくなってしまい、いつしか、苦しみの虜になり、休日には、磔にされてしまうだけの、全くの爽やかさからは、遠ざかってしまう末路に住まう虫と、映画みたいな結末を追い求めているだけの、彼女のまやかしの結末、そのような結末たちが、寄り添い集まり巣食う街。

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