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真実

粒子や諍いや、原子的な解脱や、過労や老化に入り混じり繁栄して来た世界、清貧な回遊を続ける魚たちの高尚な散歩、浪費的な我らの搾取、頑健な証拠や、隙間から溢れる観念や浄土、ふやけた感情が麻痺して、蔓延る悪意による倦怠感、自らの憎しみや悲しみの業火で焼け死ぬ前に、書き換えて行く理由や、流動する面影、蝉蛻を繰り返す孤独な友達や、偶像崇拝を繰り返す蚊の子供たち、ヒステリックな大合唱を繰り返す偏執狂たち、立体的な競争の波形や、情緒を押し潰す圧搾器、犠牲的な正義が騙る最後や、ビジョンを汚す過ちばかりの立像、行政的な伴侶が用いる平均値などにより、ぬかるみに嵌まる君たちの歪んだ正しさを再利用する罪や歴史に鎮座する夢魔、行間に押し寄せるコミカライズな世界に変化させるために、夏を利用し、流動する形式や、アイロニーを放つ倹約家たち、あらゆる懸隔でゆらぐ季節の末梢神経、偶感が孕んだ孤立した観念や、あらゆる還元に寄りかかる習慣性の悪路、義体化を終えた人類が描いたシナリオや、硝煙を追い続ける憎しみに囚われた君の虚空、大宇宙に移行して行く魂の凝固、フレキシブルなイメージにより、押し広げられる宇宙の端や、機関的な坩堝に嵌り、酔いしれる後先や、先々での嗚咽をデータ化し、加算される悲しみにより、機能する国家などを脱ぎ捨て、与えられた名前を破棄し、勝手気ままに泳ぎ続ける事により、差異や猜疑心などは消え去り、死とは、通過点に過ぎず、このまま制限もなく、永遠性を保ち、制約や約束を無視して、神のように生きるのである。

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