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なぜ仕事を辞めたのか〜20代の頃①

昨日は成人の日でしたね。新成人の皆さん、おめでとうございます。20代ってもう、10年以上前なんだと思うと驚きですが、20代は楽しい事や苦しい事がたくさんあった時代。色々思い出しますね。苦い思い出が多いような気がしますが、、、そんなことを振り返ってみました。

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10年勤めた仕事を辞めた理由、、

これまで色々なことがあったので、一つこれだと答えるのが難しい。前職に就くまで、私はちゃんと正社員になったことがなかった。なれないのではないかとも思っていた。だから、前職で正社員になったとき、社会の一員になったという気がして、とても嬉しかったし、感謝している。

私の世代は、就職氷河期。ただ、私はそんな事は関係なく、20代はいわゆる夢追い人だった。

生活のためにフリーターでバイトを掛け持ちしながら、風呂なしの格安のアパートに住んでいた。ある集団に属して、やりたい事をやっていたが、若手で、うまくいくことばかりではないし(ほぼうまくいかない)、生活もいつもぎりぎりで苦しかった。自分で選んだ道だし、サクセスストーリーを夢見てがんばっていたが、「この生活のまま年をとっていくのかな。将来どうなっちゃうんだろう。」という、不安がずっとあった。やりたい事と生活をするのに精一杯。おしゃれや旅行などの遊びにほとんどお金を使うことはできなかった。当時の私を夫が見ているが、破けてしまったズボンにパッチワークをつけて、古着屋で買ったかなりサイズが大きいスニーカーを履いてる私は、斬新なファッションだったらしい笑(当時の私は別に変だと思っていなかった、、、)

同窓会で集まったとき、社会人をしている友人から「いいよね、好きなことをやっていられて。」と言われた。今の私なら、会社で働くことの大変さも分かるが、当時、やりたい事でもなかなか芽が出ず、バイト生活で四苦八苦していた私は、キラキラおしゃれをしている彼女を見て、「こっちの苦しさも知らないのに、よくそんな事を言えるな。だったら自分もそうすればいいのに。」とむっとしたのを覚えている。でも今なら、もしかすると彼女の本音だったのかもしれないとも思う。

その後も自分の道を模索していたが、属していた集団での人間関係や、生活の苦しさにだんだん疲れていってしまった。好きな事だったのに、好きという感情がだんだん出てこなくなってしまっていた。少し距離をおいて先の事を考えたい。そう思うようになった。

続く、、

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